宇部湾岸道路3月24日 全面開通

湾岸道路地図

宇部湾岸道路(愛称・宇部スカイロード)の全面開通が3月24日午後4時に決まった。本線の整備はほぼ終了し、一部の車道舗装や遮音壁、排水路の設置のみを残す。市街地の海岸沿いを高架で走る〝新しい動脈〟の運用開始による、住民の利便性アップとさまざまな経済効果が期待される。

宇部湾岸道路は山口市と宇部・山陽小野田地域を結ぶ地域高規格道路「山口宇部小野田連絡道路」(全長約40㌔)の一翼を担う重要路線。宇部興産本社前の中央町3丁目の交差点から厚東川新橋を経て東須恵までの6㌔区間で形成する。
総事業費約860億円をかけて1994年から暫定2車線で整備が進められてきた。このうち中川から原交差点までの妻崎開作街路(1・6㌔)は2007年12月に、中川と厚東川新橋までの街路部0・7㌔区間と、藤曲インターチェンジ(IC)-西中町ICを結ぶ本線から中央町3丁目の交差点までの2・2㌔区間は11年8月末に開通した。
ロングランプを含む残りの藤曲IC-東須恵IC間の本線(高架)部分3・8㌔がほぼ完成し、整備着手から20年近くかけて全長6㌔の新しい幹線道路が完全につながることになった。4カ所のICから乗り降りでき、栄川運河に架かるS字の斜張橋は主塔の高さが海面から約100㍍あり、既に街のランドマークとなっている。高架の下やダブルデッキ構造の厚東川新橋下を走る街路も従来通り利用できる。
無料の自動車専用道路で、交差点がない連続高架。ライフサイクルコストに配慮し長寿命化を図る新工法で整備した。本線幅員は9㍍(車道は3・25㍍の2車線)。法定速度は60㌔で、東須恵ICから西中町ICまでの移動が国道190号を使った場合と比べ10分前後、短縮される。国道190号の慢性的な渋滞の解消、高速・定時輸送がもたらす周辺企業への経済効果、市街地近郊の土地利用の促進などに期待がかかる。
宇部小野田湾岸道路建設事務所が一部開通した2カ月後の11年11月8日(平日)に厚東川新橋地点で行った交通量調査では上下合わせて約9100台の車両が通過。伊藤公一建設課長は「国道190号の厚東川大橋は1日6万3000台の車両が渡るが、将来的な試算ではこのうちの4割が宇部湾岸道路に回ると予想している」と話した。
西中町ICから東に1・5㌔の新町ICまでは整備区間となっており、交通量を見ながら工事着手を検討する。小野田湾岸道路についても新有帆大橋が完成後、1・8㌔区間が14年度には全面開通の見込み。
開通当日には記念セレモニーを実施するほか、前日には新しい道路を利用したウオーキングなどのイベントも計画されている。

カテゴリー:経済2013年1月8日

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