ルネサス希望退職、山口工場716人応募

あいさつする山根課長(市男女共同参画センターで) 経営再建中の半導体大手、ルネサスエレクトロニクス(本社東京)が、同社と国内連結子会社社員を対象に募集した早期希望退職制度に、宇部市東万倉にある山口工場からは716人が応募したことが9日、分かった。このうち595人が、再就職支援を希望しており、国、県、宇部市などによる雇用対策連携会議は同日、県内企業とのマッチング支援や職種転換に向けた取り組みなどを通じて、離職者をサポートすることを決定。久保田后子市長も再就職支援へのコメントを発表した。

市男女共同参画センターで開かれた同連携会議の第5回会合で、ルネサスの担当者が早期退職の応募状況を公表した。山口工場はルネサスセミコンダクタ九州・山口(本社熊本市)の拠点。半導体回路を製造する「前工程」が1年以内に売却、組み立てを行う「後工程」が2013年度下期に閉鎖される。今回の早期退職募集期間は9月18~26日。退職日は10月31日。グループ全体の応募者数は7511人。
会合は、冒頭以外は非公開。県商工労働部によると、早期退職に応募した716人は山口工場の従業員数1219人の約6割。応募した人の居住地の内訳は宇部市が363人、山陽小野田市201人、山口市56人、下関市54人、美祢市27人、その他が15人。
716人のうち、121人は家業や農業などといった職の予定があるといい、残りの595人が、ルネサスが契約する再就職支援会社に登録し、再就職を希望している。
会合では、ルネサス側が同支援会社を活用したサポートに加え、11月から約1年をめどに、有期従業員としての再雇用提案も検討していることが示されたほか、同連携会議としては今後、職種転換支援として職業訓練の拡充実施や、ジョブ・フェアの追加開催などを通じて、離職者支援に取り組むことを申し合わせた。
県商工労働部労働政策課の山根信之課長は「多数の離職者数を想定し、補正予算も計上したので、しっかりと再就職支援をしていきたい」と話した。
早期退職者数の結果が明らかになり、久保田市長は「宇部市から363人の従業員が退職されることになり、残念。市としては1日に設置した市産業力強化・雇用対策推進本部の最初の活動として、1000社の市内企業を対象に、雇用確保の要請活動を実施するとともに、うべまるごと元気雇用拡大プロジェクトで市の地域資源を活用した事業を支援することで、雇用の場の創出に取り組む」などとするコメントを出した。
職業訓練の問い合わせは市商業振興課(電話34―8357)へ。

カテゴリー:経済2012年10月10日

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