JR美祢線の利用者減少

JR西日本広島支社の杉木孝行支社長は5日、県庁で記者会見し、豪雨災害で1年2カ月間、全線不通となり、昨年9月に運行再開した美祢線(厚狭-長門市駅、46㌔)の利用状況を明らかにした。災害前の2009年同時期と比較して、再開直後の2カ月間は地元住民による利用促進運動が奏功して1・5倍に増えたが、今年4月から8月までの5カ月間は、8割にまで減少。被災前よりも利用が低迷しており「今後の動向を見守りたい」と話した。

同線は、10年7月の豪雨災害で第3厚狭川橋梁(きょうりょう)が倒壊するなどして全線不通。12億7000万円かけて昨年9月26日に再開した。現在上下11往復を運行している。
同社によると、1日当たりの平均乗車人数は、09年同時期と比べ、11年9~10月は、156%。このうち定期券利用者は99%と同程度だったが、一般利用者は444%と大幅に上回った。沿線自治体や住民でつくる利用促進協議会による活動が奏功した。
しかし、11年11~12年3月の4カ月間は104%と微増にとどまった。定期券利用者は102%、一般利用者は113%だった。
今年4~8月は、80%にまで減少。定期券利用者は78%、一般利用者は91%で、運行再開直後の盛り上がりに陰りが出ていることが明らかになった。
同社は、於福駅などを無償で美祢市に貸与し、地域イベントに活用してもらうなど支援策を考えているという。杉木支社長は「収入で運用経費を賄うのはかなり厳しいのが実情。地域に根差した生活路線であることを考慮すると、廃止を検討する段階ではないが、今後の状況を見守りたい」と話した。

カテゴリー:経済2012年10月6日

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