都民の”台所”に宇部の鮮魚、築地場外市場

宇部市と萩市の鮮魚や水産加工品を取り扱うアンテナショップ「Bucch─ine(ブッチーネ)」が27日、東京都中央区の築地場外市場にオープンした。瀬戸内海と日本海の種類の異なる水産物をコンスタントに提供し、都心部での消費拡大や県の観光振興などにつなげる。地方公共団体が連携して出店するのは同市場でも初の試み。

築地食のまちづくり協議会が委託管理するスペースで、地域活性化コンサルティング会社の「五穀豊穣」(本社東京、西居豊社長)が展開する。同社は「販売はもちろん、食べ方や調理、生産・加工の思いを消費者に届け、反応をフィードバックする双方向コミュニケーションができる店」として、事業を共同実施したことのある両市に提案し、力を結集した。
店名は、山口弁の「ぶちいいね(とてもいいね)」をイタリア語風にもじったもの。イタリアン、フレンチ、スペインバルなど輸入食材が多い洋食業界に地魚を提案する。
宇部からは市漁協連合会(河野直行会長)の協力を得て、瀬戸内海で取れた新鮮な魚介類を送る。うべ元気ブランドをはじめとする加工品も取り扱う。市観光交流課では「店の評判が首都圏の料理人や築地の観光客に広まれば」と期待を寄せる。
初日は現地でオープニングセレモニーがあり、久保田后子市長らが出席し、テープカットした後、訪れた人たちに両市のパンフレットや記念品を配ったり、魚を紹介したりして、充実した「食財」をアピール。店には宇部のレンチョウやキスゴ、ワタリガニ、コチ、タコ、クルマエビなどが並んだ。エイの竜田揚げ、金太郎のオイル漬けの試食もあった。
久保田市長は「本市の1次産業の活性化のために新鮮な魚介類を大消費地の東京で売り込もうという試み。良い感触だったので、今後も順調に売り上げが伸び、本県全体の水産振興につながることを期待している。市としてもしっかり支援していきたい」と手応えを語った。

カテゴリー:経済2012年9月28日

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