ルネサス山口工場合理化、再就職 最後まで責任

厳しい業界事情を話す今村社長(熊本市川尻のルネサスセミコンダクタ九州・山口本社で) ルネサスセミコンダクタ九州・山口(今村徹社長、本社・熊本市)が宇部市東万倉神元に展開する山口工場で、2013年度下半期と決まっている後工程閉鎖の影響を受ける取引先企業は全国で149社に上ることが6日、宇部日報社の取材で分かった。このうち県内は10社が取引している。また、今村社長は「希望退職者の再就職は見つかるまで責任を持ち、残った従業員の雇用確保にも努めたい」の姿勢を示した。

業績が悪化している半導体大手、ルネサスエレクトロニクス(本社・東京)は8月2日、再編計画を発表。山口工場は半導体回路を製造する「前工程」が1年以内に売却、組み立てを行う「後工程」が13年度下期に閉鎖される。
事業縮小に伴う希望退職者の募集が今月18~26日に実施されるが、山口工場のみならず地域経済へのマイナス面の影響が懸念されている。
テレビや家電向けを中心にしたLSI製品を組み立てている後工程工場は、県内10社のうち宇部市と山陽小野田市では7社が取引先関係にある。このうちの1社はパッケージされた製品が正常に動作するかを調べる検査を行っており、売上高の9割を依存しているという。
後工程の従業員は約250人。今回、希望退職を募るが、残った従業員については希望する人は閉鎖後、同社九州・山口の大分工場(大分県中津市)へ配置転換する。
約900人が従事している前工程については、海外企業を含めて譲渡先を探しているが、今村社長は「古い生産ラインだが、パソコン、ハイブリッド車などの電力制御に製品を提供するアナログ&パワー半導体事業などには十分、対応できる」と拠点として存続する可能性を示した。
仮に1年以内に売却が進まない場合も操業は続け「雇用の維持に努める」とした。

カテゴリー:経済2012年9月7日

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