FDKのフェライト工場が完成

山陽工場内に完成した新工場と、決意を述べる望月社長(FDK山陽工場で) 富士通系電池・電子部品メーカーのFDK(望月道正社長、本社東京都港区)が、山陽小野田市本町の同社山陽工場内に建設していたトランス(変電器)やインダクターなどコイル系電子部品に活用されるフェライトを開発・製造する新工場の完成式が5日、同工場で行われた。望月社長や半田健二県商工労働部長、白井博文市長ら関係者30人が出席し、完成を祝った。新工場は1日から試運転を開始し、12月から本格稼働する。設備投資額は約14億1100万円。フェライト製品の生産能力は2013年度で140㌧を予定している。

山陽工場は、素材技術を生かしたコンポーネント製品(電子部品)の主力量産工場。新工場は、市場の拡大が予想されるハイブリッド車や電気自動車、太陽光発電関連機器向けの超高性能なフェライトの開発から製造までを一貫して行う。
鉄骨造りで建築面積は2625平方㍍。13年度までには新規雇用と配置転換を含め約50人増員し、211人にする予定。
同社は、04年に山陽工場でのフェライトの生産を打ち切り、国内から中国・南京地区に移管したが、フェライト材料の需要が高まるとみて、再び国内に投資した。
山陽工場の売上高を13年度には10年度比約32億円増の64~65億円に引き上げる方針。
神事の後、望月社長は「山陽工場は1970年に創業を開始し、フェライトの生産を中心に規模を拡大してきたが、円高への対応やローコスト生産を追求するため、台湾、タイ、中国へと工場進出するともに、国内の生産を縮小し、この工場内におけるフェライト生産は04年を最後に休止した。しかしながら今日の環境、省エネルギー社会の進展とともにハイブリッド自動車、電気自動車、再生可能エネルギーの発電と蓄電などさまざまな分野で高効率の電源、電子部品の需要が高まっている。40年以上にわたり蓄積した技術を集結し、この地で世界一のフェライトを開発・生産し、世界のさまざまな分野のお客さんに製品を届けたい」と決意を述べた。
白井市長は「今後ともFDKの事業活動が円滑に進むように、市としても県との連携を深めながら支援と協力をしていきたい。山陽工場の事業拡大に向けて尽力してほしい」とエールを送った。

カテゴリー:経済2012年7月6日

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