JR美祢線・小野線、利用促進協が発足

美祢線の魅力を語る開初厚狭図書館長(市保健センターで) JR美祢線と小野田線に乗客を呼び込むためのJR美祢線・小野田線利用促進協議会の設立総会が24日、市保健センターで市内の各種団体、学校の代表23人が出席してあり、乗客増加に向けてアイデアを出し、実践していくことを確認した。会長には山縣始副市長を選んだ。

2010年7月の豪雨で被害が出て運休し昨年9月に運行を再開した美祢線が将来、乗客減で廃線にならないように取り組もうという組織。3月17日から日中のダイヤが減便して利用しづらくなる小野田線についても、併せて利便性の高い公共交通機関としての機能を確保していく。
事務局の市商工労働課が両線の現状を報告。県内の鉄道路線別の乗車人員は1987年度を100とすると、2010年度は美祢線が32、小野田線が29と減少率はワースト1、2位となっている。具体的には87年度は美祢線が65万1000人(1日1778人)、小野田線が71万4000人(同1950人)だった乗客が、10年度は美祢線が21万人(同575人)、小野田線が20万5000人(同562人)と、いずれも約7割減っている。
美祢線沿線の山陽小野田市、美祢市、長門市の行政、経済団体、観光業団体などで組織するJR美祢線利用促進協議会が、13年度には1日300人、年間10万人の新たな需要を創出する目標を掲げ、沿線公共施設の利用料減免やノーマイカーデーの実施などのマイレール運動を繰り広げていく取り組みも紹介された。
意見交換では高校側から「小野田線の減便は生徒の通学や生徒確保のために大きな影響が出そう」、自治会関係者からは「利用に努めるようにしたいがJRにも必要な際は電車の車両を1両から2両にするなど、臨機応変に対応してもらうように要望などもしていきたい」などの声が聞かれた。
次回は4月に協議会を開き、利用促進のアイデアを出し合う。他市の利用促進協議会とも連携していく。
総会では開初茂夫厚狭図書館長が「美祢線の魅力」のテーマで講演し、レトロな雰囲気の渋木駅や温泉が近くにある湯ノ峠駅、石灰を積み出す重安駅などを紹介。「沿線3市の人口は13万3000人だが、1人が1年に1回、美祢線に乗れば1日の乗車数は364人増える」と利用を呼び掛けた。
メンバーは次の通り。(敬称略)
▽会長=山縣始(副市長)▽副会長=関谷照一(山陽商工会議所専務理事)▽会員=岡本志俊(市自治会連合会会長)中務敏文(市ふるさとづくり協議会会長)舩林芳子(市女性団体連絡協議会理事)伊藤弘(市老人クラブ連合会理事)中島嘉哉(市社会福祉協議会事務局長)嶋田正平(小野田商工会議所専務理事)岩佐謙三(山陽小野田観光協会会長)石田武司(小野田青年会議所理事長)池田清隆(小野田駅前商店連盟副会長)河野裕樹(厚狭駅前商店会会長)柳井由美子(石井手保育園園長)有馬大雄(真珠幼稚園副園長)岡田博(高千帆小校長)松本孝志(厚狭中校長)好川桂司(市子ども会育成連絡協議会会長)水田浩史(厚狭高教頭)河口孝(小野田高生徒指導部長)林秀樹(小野田工高校長)友広洋(サビエル高教頭)稲垣詠一(山口東京理科大学生部長)衛藤弘光(市議会産業建設常任委員会委員長)▽事務局=市商工労働課

カテゴリー:経済2012年2月25日

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