地元の夜の工場も「萌え」テスト開催ツアー人気

美しく輝くプラントを見る参加者(山陽小野田市で) 全国的なブームになっている夜間照明に輝くコンビナート地帯を観賞する「工場萌(も)え」。宇部市交通局主催の第1回バスツアーが4日に開かれた。市内を中心に下関や防府市からも40人が参加。17日と2日間限定のテスト開催だが、キャンセル待ちが出るほどの人気ぶりで、ツアー事務局の宇部観光コンベンション協会は来年度の定期開催を検討している。

2007年ごろ、コンビナートの夜間照明や配管、煙突、タンクなどの構造美を楽しむ人たちが、ブログで全国の見どころを紹介し合ってブームに火が付いた。自治体や旅行会社が目を付け、10年ごろから各地でツアーを企画。周辺では、昨年から周南市と福岡県北九州市が始めた。
宇部・山陽小野田地区は県内屈指のコンビナート地帯。今回のバスツアーは「新たな観光資源になれば」と同協会観光推進部会と宇部・美祢・山陽小野田産業観光推進協議会が企画した。
参加費は弁当付きで3500円。担当者は「1カ月もあれば定員80人が埋まるだろう」と考えていたが、1月6日午前8時半の募集開始から電話が殺到して1時間足らずで満席になった。参加を呼び掛けるはずだったホームページにも早々と「受け付け終了」の文字がアップされた。
ツアーはJR宇部新川駅を発着地に宇部興産の工場群や専用道路などを巡るコース。バスの車内では元宇部商工会議所専務理事の渡邉輝弘さんが解説した。
広さが約93万平方㍍ある山陽小野田市西沖の西部石油山口製油所では、乗り込んだ社員が高さ85㍍のプラントを指さしながら「これがわが社の稼ぎ頭」などと紹介した。途中の2カ所では参加者がバスを降りて数万個の電灯で輝く施設を間近に見学した。
宇部市出身で防府市の30歳代の主婦は夫と両親の4人で参加した。三脚を立てて写真を撮りながら「とてもきれい。日ごろ見られない場所ばかりに来られてうれしい」と話した。
夜景ツアーは、日没が早い冬場にしか行えないため、同協会は今年末までには定期ツアーを開催したい考え。担当者は「もっと感動してもらえる内容の濃いコースにできたら」と話した。

カテゴリー:経済2012年2月6日

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