地デジあと10日、電器店は駆け込み需要

テレビのアナログ放送は24日に終了し、地上デジタル放送(地デジ)へ移行する。ほとんどの国民に関わる国家的事業の実施まで、いよいよあと10日となり、宇部市内の電器店では、駆け込み需要での地デジ対応テレビの設置や、アンテナ調整などに追われている。ただ、地デジ化が着実に進む一方、高齢者を中心に、まだ準備ができていない家庭が数多く存在することも懸念されており、総務省県テレビ受信者支援センター(デジサポ山口)では、電話相談の相談員の数を増やして、問い合わせに応じているほか、18日からは相談時間も延長。職員挙げての態勢で円滑な移行を目指すとともに、市民にも協力を呼び掛けている。

テレビは24日正午から「アナログ放送」だけが止まり「デジタル放送」が継続する形となる。アナログから地デジに自動的に切り替わるわけではないので、地デジ視聴には、対応テレビを購入するか、デジタルチューナーまたはデジタルチューナー内蔵録画機を買ってアナログテレビにつなぐなどの対応、調整が必要。
西岐波吉田原の永谷テレビサービス・ライフページナガタニ(望月富彦社長)では、ピーク時に比べ売れ筋の価格帯は下がっているものの、7月に入ってからもテレビの販売は堅調。録画機を含めた設置作業に加え、この時期はクーラーの取り付け工事も重なり、従業員たちは忙しい日々が続いている。
同社によると、現在は2台目、3台目の地デジ対応テレビを設置する家庭が多いが、初めて地デジ化を済ませた家も結構見受けられるという。会社には地デジに関する相談、問い合わせも相次いでいる状況で、望月社長は「準備ができていない人は、まだまだ多いのでは」と心配する。対応テレビなどの機器は購入したが、設定、調整が十分にできていない世帯もあると見込まれ「24日以降も、地デジに関する作業依頼、相談は続くと思う。電波など地域の問題もあるので、不安な人は住んでいる近くの電器店に聞いてほしい」と話す。
デジサポ山口はこれまで、県内で1200回以上の住民説明会の開催や、戸別訪問などを実施。地デジの周知、普及活動を図ってきたが、7月も相談電話はひっきりなしにかかってきており、相談員の人数を増やして対応に当たっている。
18日からは相談時間を1時間延ばし、午後10時まで実施。より多くの人の相談に応じるほか、宇部市、山陽小野田市では、市役所などに「地デジ臨時相談コーナー」も開設しており、疑問、不安がある人は利用を呼び掛けている。
デジサポ山口の平井勝久センター長は「これまで多くの人に地デジへの準備をしてもらい感謝している。しかし、高齢者の地デジへの認知度は、いまだに低いことが考えられ、市民の皆さんには最後のお願いとして、近所同士で声掛けなどをしてもらい、地域ぐるみで地デジを推進してもらえればありがたい」と協力を求めている。
地デジに関する問い合わせはデジサポ山口(電話083―963―4400)へ。

カテゴリー:経済2011年7月14日

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