南高泊干拓農業協同組合が50周年

あいさつする植田組合長(市商工センターで) 小野田南高泊干拓農業協同組合(植田勝己組合長)の創立50周年記念式典は26日、市商工センターで約70人が出席して開かれ、入植して半世紀の苦しかった思い出や楽しかった交流を語り合った。

小野田南高泊干拓地は、浅瀬を埋め立てて1961年に完成。県内各地から入植した農家が同組合を設立し、現在は15戸が農業経営に取り組んでいる。
耕作面積は約60㌶。大豆(35㌶)、小麦(25㌶)のほか、周年栽培される葉ネギは「おのだネギ三昧(ざんまい)」のネーミングでブランド化している。もち米は県菓子工業組合と契約して生産し、また、もち米を原材料に農村女性起業グループ「もちもちの里」が加工品を製造するなど、県内屈指の農作物生産拠点となっている。
記念式典では植田組合長が「入植当時はアシと雑草だらけで塩害にも苦労した。みんなの努力でうるち米、もち米、大豆、ネギなどの一大産地となった。小麦は市内の学校給食用パンの材料にもなっている。価格低迷やTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)問題など、農業を取り巻く環境は厳しいが、一方で食の安心・安全ニーズという追い風もある。さらに努力を重ね、干拓の発展につなげよう」とあいさつした。
続いて、来賓の竹本貞夫県議、比嘉朝康市産業建設部次長、大空軍治市議会議長らが「農業は日本の基幹産業。足腰の強い農業づくりを進めて」とエールを送った。
初代組合長の土井勝臣さん(83)は「33歳の時に入植したが、海の底のような風景だったのを覚えている。塩害もあり、最初のコメ収穫は1反で1俵弱だった。水を引くのに、あちこち交渉して回ったのが思い起こされる。いつまでも仲良く暮らそう」と呼び掛けた。

カテゴリー:経済2011年3月28日

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