省エネ・長寿命が認知され、宇部興機の特許LED街灯が好調

 宇部興機(小玉明典社長、二俣瀬善和)の環境関連事業が軌道に乗ってきた。特許を取得している主力製品「太陽光発電式白色LED(発光ダイオード)街灯」の販売量が2007年度以降、着実に増加。今年度も過去最高の数値が見込まれるなど、安定した実績が期待できる製品に成長してきたほか、LED、太陽光発電を応用した関連製品の販売も徐々に伸びており、同社では一層の収益増大に向け、製品の拡販に努めていく計画だ。

同社は2002年から環境関連事業に本格参入。エネルギー対策、地球温暖化防止に役立たないかと、県、山口大工学部と同街灯を共同開発した。
太陽光をエネルギー源とし、光源には次世代照明といわれるLEDを利用。消費電力は蛍光灯の約4分の1程度、光源の寿命は約5万時間という独立型電源タイプの省エネ型街灯で、省エネに加え、電気代ゼロ、二酸化炭素排出ゼロを実現。人が近づくと明るくなり、一定時間を過ぎると照度を落とす、人体検知センサーを採用しているのも同社製品の大きな特徴。
商品化直後は、思うように販売量が伸びず、事業撤退を検討した時期があったが、防犯、防災、環境などの観点から自治体を中心に徐々に導入が増加。2007年度に約100基を販売してからは、翌年度は150基、2009年度は250基と年々増えており、今年度は全国展開をさらに推し進め、過去最高となる目標の300基を達成する見込み。
設置場所は、公園や公共の駐車場、小・中学校、公営住宅などが多く、昨年度までの施工実績は約650基。
太陽光を利用して、停電時も点灯するメリットがあるため、同社では今後、災害時の避難場所までの街灯としての採用拡大を目指し、官公庁などへ営業を強化。売り上げ増につなげたい考え。
太陽光発電により足元を照らす「LEDフットライト」や「防犯カメラシステム」、文字を示す「表示器」など、同街灯を応用して開発した関連製品の販売も一層、伸ばしていく方針。
小玉社長は「小回りが得意な中小企業の強みを発揮し、市場のニーズに迅速に対応しながら、省エネ製品の開発、販売を続け、全国の販売企業の方々と環境に優しい社会の実現に貢献していきたい」と話した。
製品の問い合わせは同社e事業部(電話62-0101)へ。

カテゴリー:経済2010年10月21日

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