高卒求人、過去5年間で最多に

山口労働局は7月末現在の県内の新規高卒者求人・求職状況を発表した。公共職業安定所で受理した求人数は3469人で前年同期と比べ1001人(40.6%)増え過去5年間で最多となり、求人倍率は1.06倍となった。同局では景気回復と、団塊の世代が65歳定年の時期を迎え企業の採用意欲が増したと分析している。
県内の高校に在籍し学校、ハローワークの紹介で来春、就職を希望しているのは3264人(対前年比1・4%増)。このうち県内での就職希望者は2654人(同0・7%減)。
業種別の求人数は建設業が290人から495人と70・7%増、製造業が814人から1144人と40・5%増。製造業の中でも食料品が92人から189人と倍増、鉄鋼も80人から119人と5割ほど求人枠が拡大している。
医療・福祉業も504人が643人と27・6%の伸び。逆に電気・ガス・熱供給・水道業は25人の求人が12人と半減している。
企業規模別では従業員500人以下の企業の多くが求人数を増やしているが、500人以上の大企業の求人数は1割程度減っている。公共職業安定所別の求人数伸び率は①山口85・7%②萩71・6%③徳山57・3%が上位で、宇部(宇部市、山陽小野田市、美祢市)は31・1%。求人の絶対数では①下関676人②宇部市615人③山口市466人の順となっている。
山口労働局職業安定課の上野浩治課長補佐は「1995年に今の形で統計を取り始めてから7月末時点で求人倍率が1・0倍を超えたのは初めて。リーマンショック以前の好況時も求人数は多かったが、就職希望者数も多かった。1倍台となったのは少子化という背景もある。ただ企業の採用意欲が増しているのは間違いない」と話した。
一方、学校現場でも雇用環境の好転を実感。宇部商高の原田朗教諭(就職担当)は「市内だけでも1年前は120人程度だった求人が190人ぐらいに拡大した。ただし、生産現場での求人は増えたが、本校の場合、事務職希望の女子が多く、こちらの求人は横ばいかやや多い程度」と話した。
高卒者の就職戦線は例年通り9月16日に解禁される。

カテゴリー:経済2014年8月27日

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