長州産業がチョウザメの養殖に着手

 装置製造メーカーの長州産業(岡本晋社長、新山野井)は、新しいビジネスとしてチョウザメの魚肉やキャビアを市場に提供するための養殖事業に本格的に乗り出す。10日、美祢市秋芳町にある同市直営の別府弁天池養鱒(そん)場の池にチョウザメ約330匹を放した。
 太陽光発電パネルなどを製造する同社が、新しい事業展開を図ろうと2年前からキャビア生産という異分野に挑戦し事業化の可能性を模索していた。
 下関市前田の同社下関事業所や美祢市豊田前町に保有するセントラルパークゴルフ倶楽部内で、ベステル種の幼魚(体長約30㌢)約1200匹を試験的に飼育。ビジネス化のめどが立ったことから別府弁天池養鱒場の三つの池(計約325平方㍍)を市からレンタルし養殖事業をスタートさせた。
 池には大きさに応じて3~5年もの(体長80~100㌢)30匹、1年もの(30~40㌢)300匹を放した。環境省の日本名水100選にも選ばれている質、量ともお墨付きをもらった別府弁天池湧水で品質の高いチョウザメを育てていく。
 キャビアが採取できるようになるまでには7~8年がかかるが、並行して雄については食用として出荷する。既に下関市や福岡県北九州市のレストラン、ホテルから受注を受けている。地元でも観光資源としてチョウザメ料理を提供する準備を今後、進めていく。10年後には1万匹の養殖を目指す。
 この日、関係者約50人が出席して行われたチョウザメの池入れ式では、岡本社長らが体長80㌢の成魚を池に放した。出席者は元気に泳ぎ回るチョウザメに地域活性化の夢を託していた。
 岡本社長は「チョウザメ養殖は亡くなった会長が生前、常に新しい事業展開の必要性、可能性を探ろうと情熱を燃やしていた。6次産業化、観光振興に貢献し地域を盛り上げるのにつながれば」と話した。

カテゴリー:経済2018年4月12日

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