鈴秀工業が第2工場建設へ

精密異形磨棒鋼などの金属加工メーカー、鈴秀工業(鈴木清詞社長、本社名古屋市)が市内高畑の小野田・楠工業団地に第2山口工場を建設することになり、進出協定調印式が25日、市役所で関係者約20人が出席して開かれた。鈴木社長、藤田剛二市長が協定書に調印。2019年3月に着工し20年4月の操業を目指す。同団地への企業進出は6社目となる。

需要の拡大に応えるため約30億円を掛けて同団地2.5区画(2万5400平方㍍)に鉄骨平屋建ての山口第2工場を建設する。従業員43人(最終51人)を新たに雇用する。

調印式では弘中勝久副知事が立会人を務め、藤田市長、鈴木社長が調印書にサインを交わした後、3者ががっちりと握手した。

藤田市長は「卓越した技術と製品で日本の産業を支え、けん引されてきたが、本市でも1991年から山口工場で生産を始められ地域経済の発展に寄与されてきたことに感謝。新たな工場を建設されるが市としてもサポートしていく」。

これに対して鈴木社長が「27年間、山口工場で順調に操業してきたが拡大するニーズに応えるべく新工場を建設する。従業員の地元採用を通して地域貢献したい」と話した。

鈴秀工業は1927年の創業で、資本金1億円、従業員数333人。売上高137億1200万円(2017年9月決算)。名古屋市に本社と本社工場、三重市に三重工場、市内西高泊に山口工場を展開しているほか、中国江蘇省蘇州市にも現地工場を持つ。

特殊鋼部品の長年の加工を通して、断面が複雑な形状をした磨棒鋼を高度な機械化、ライン化により量産を可能にした〝異形材の量産〟という独自の技術を蓄積。機械部品メーカーTHKをはじめ工作機械、半導体、自動車、精密機械産業に加え、新たに液晶、高集積回路、人工知能(AI)、IoT(モノのインターネット)などの分野での引き合いが見込まれている。山口工場では現在、月間約1000㌧の製品を出荷しているが、第2工場が加わると5割増の月間1500㌧となる。

小野田・楠企業団地(19区画、総面積40.4㌶)は03年4月に分譲を開始。12年3月には県が防災用地として8.1㌶を取得。鈴秀工業の進出で12.5区画が売れ、分譲率(面積ベース)は62.7%となった。

カテゴリー:経済2018年12月26日

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