起業塾の卒塾生がパン工房

宇部商工会議所の創業スクール「起業塾」の卒塾生で、山陽小野田市在住の村谷美香さん(49)が、宇部市中央町1丁目にパン工房「BENCH(ベンチ)」を開業した。天然酵母を使い、素材の風味を生かした食パンが看板メニュー。小学校で使われていた教壇や椅子を配するなど、どこか懐かしい店づくりも話題を呼んでいる。
26年間、飲食業の事務に携わり、「自分も開業したい」と一昨年の同塾に参加。経営やマーケティングを学び、最終のビジネスプランコンテストで2位に選ばれた。「いかにも新装開店ではなく、街に溶け込み、以前からあったような雰囲気にしたかった」と、中心市街地で物件を探し、改装を経て、今月2日から店を開けている。
店内は1階が工房と店舗、2階がイートイン(カフェ)。自慢の「BENCHの食パン」は、天然酵母と国産小麦、砂糖、塩という最低限の天然素材でシンプルに焼き上げ、レトロ調のショーケースに並べる。お試し用の「ミニミニ食パン」、サンドイッチなどもある。「無添加で素材の味を生かした体に優しいパンが作りたかった。『おいしい』『こんなパンは初めて』と言われると、作りがいを感じます」と語る。
店名はパンの製造過程にある「ベンチタイム」からとった。発酵したパン生地を適度の大きさにカットした後、生地にかかったストレスを解消する大切な時間なのだという。「ここに来てほっこりしてもらえれば。日々をこなすので精いっぱいだけど、アレルギー対策や食育の分野でも役立つ店にしたい」と語った。開店時間は午前11時から午後7時まで。定休日は日、月曜、祝日。
開業にあたり、中小企業庁の創業補助金を活用した。会議所では卒塾生の動向をチェックしたり、起業や経営、広報などの支援をしたりしている。

カテゴリー:経済2014年7月23日

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