竹のバイオマス発電所に着工

藤崎電機(藤崎耕二社長、本社徳島県阿南市)が山陽小野田市高畑の小野田・楠企業団地に建設する、竹を燃料とするバイオマス発電所の起工式が17日、現地で開かれた。関係者と来賓の村岡嗣政知事、藤田剛二市長ら約60人が工事の安全を願った。2019年1月の操業開始を目指す。

発電所の年間想定発電量は1万5800メガ㍗で、これは一般家庭約4860世帯分の電力消費量に相当する。竹は、宇部市、美祢市、下関市など半径30㌔圏内での確保する。総事業費は約21億8000万円。同社によると大規模な〝竹のバイオマス発電所〟は世界初という。

起工式は別府八幡宮の渡邉克忠宮司が祭主となって催行された。祝詞の奏上などに続き、地鎮の儀では工事の安全を願って藤崎社長が刈初(かりぞめ)、父親で創業者の稔さんが初めて土をおこす穿初(うがちぞめ)を行うなどした。

式典後に藤崎社長は「環境や地域社会への貢献に向け、全国各地で問題となっている繁茂竹林を宝の山にしたいと研究開発を続けてきた。効率的で安定的な竹の確保がカギとなるが、地域の雇用を生みながら事業を拡大したい」とあいさつ。

村岡知事は「県の竹林面積は全国4位の広さ。繁茂竹林がエネルギーとなって地域に貢献するという素晴らしい取り組みにわくわくしている。県として円滑な竹の供給に協力するとともに今後の事業展開に期待したい」と建設を歓迎した。

藤崎電機は、工場やプラントの設計、製造などを手掛け、近年は再生可能エネルギーの発電事業にも注力している。同団地への進出は創業者が市内出身で、竹の供給体制を確立しやすい条件が整っていたことなどが決め手となった。

発電所は、世界各地で建設実績があるドイツの企業と共同開発。本社がある阿南市でも2号機の建設を進めており、今後は国内を含むアジア全域を視野に入れているという。

カテゴリー:経済2017年10月18日

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