宇部市がバイオマス産業都市に

宇部市は16日、7府省が共同で推進するバイオマス産業都市に、県内で初めて認定された、と発表した。食物残さや竹などのバイオマスの活用に向けた取り組みや、今後の構想が評価された。国の財政的な支援を優先的に受けることができ、久保田后子市長は「地域の資源や技術を、産業振興へとつなげていきたい」と語った。

バイオマス産業都市とは、地域の特色を生かした同産業を軸とする環境に優しく災害に強いまちづくりを目指す地域。内閣府、総務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省が共同で推進する。木質、食品廃棄物、下水汚泥、家畜排せつ物など、バイオマスの原料生産から収集、運搬、製造、利用までのシステムを構築し、産業創出と地域循環型のエネルギー強化へと結び付ける。今年度の11市町村を合わせ、認定は全国79市町村となった。

市では、産官学民一体となったまちづくりを推進。昨年には、バイオマス産業共創コンソーシアムや、バイオマス産業都市構想策定委員会を設置した。市が掲げる構想は、工業都市としての高い技術力を生かした「生ごみバイオガス」「竹」「紙からエタノール変換」「紙おむつ再生」の四つの事業化プロジェクトを柱に据える。

「生ごみバイオガス」は、生ごみを原料とするバイオガス発電事業と、発電過程で生成される消化液を液肥として利活用する食品リサイクルループの構築を目指す。アースクリエイティブが昨年度、市の補助を受けて宇部テクノパークのリサイクルセンターにモデルプラントを設置。今年度から実証実験を行っている。

「竹」は、主に北部地域で取れたタケノコのブランド化や販路拡大、山陽小野田市に建設される竹林バイオマス発電所への資源の供給システムの構築などを図る。「紙」の2事業は、他市の取り組みを調査中で、事業化の可能性を探っている。

認定は3日付。認定証授与式は、19日に東京都千代田区の農林水産省で行われる。

カテゴリー:行政,経済2017年10月17日

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