妻の国、タイの手編みバッグ販売へ

宇部商工会議所(安部研一会頭)が主催する創業支援塾(起業塾)の卒塾生、桝冨詩帆さん(55)が、タイ出身の妻のユパディーさん(45)とともに、西琴芝の自宅を拠点にタイで作られた手編みバッグの販売を始めた。「ゆくゆくはタイと日本の懸け橋となるような会社にしたい」と意気込んでいる。

宇部市出身の桝冨さんは、途上国の人材育成事業などを行っていた海外技術者研修協会(現・海外産業人材育成協会)に勤務。タイ担当となった時に同協会バンコク事務所で働いていたユパディーさんと出会い結婚。その後、父の介護で帰国し協会を退職。2008年まで県内で営業職として働いていたが、09年に再びタイへ戻り、自動車部品関係の営業をしていた。

ユパディーさんは、タイに帰国後、子どもと過ごす時間の確保などを考え、10年に日本人向けの子ども服販売事業を立ち上げた。その後、13年に手編みバッグ「MAISON KEYS」をブランド化し、日本企業タイ駐在員の妻を主なターゲットに販売していた。

子どもが大きくなったこともあり、16年3月に帰国をした桝冨さんは、ユパディーさんの会社で作るバッグを日本でも展開しようと起業を決意。起業塾に入塾し、開業に備えてきた。10月に輸入を始めたと同時に、「MAISON KEYS」日本事業所を立ち上げた。

取り扱うバッグはオリジナルのポリエステル素材などを使用しており、タイ東北部の女性職人が製作。編み目の細やかさ、絹のような光沢が特徴で、日本の百貨店のバッグ担当者が「安売りせず相応の価格で販売を」と評価するほど、クオリティーは高い。今年からはシンガポールにも販売網を広げるという。

国内では、インターネットショップでの販売を中心に展開する予定。県内のセレクトショップなどにも営業をかけていきたいと話す。4月には、宇部井筒屋で6日間、臨時出店することも決まっている。

桝冨さんは「故郷の宇部を起点に、タイの良い物を日本に紹介したい。タイへ進出してみたいという方の橋渡し役などもしてみたい」と夢を広げている。

カテゴリー:経済2017年2月6日

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