会社化し農業経営の効率アップ

山陽小野田市の南高泊干拓で農業を営む伊藤徹一郎さん(36)が、効率的な農業経営と新規農業従事者の支援や確保を目指し、株式会社アグリーフプラスを立ち上げた。新たな農業経営の在り方として注目が集まっている。
祖父が南高泊干拓に入植し、伊藤さんは3代目。会社化を1年半前から模索し、勉強を進めてきた。環太平洋経済連携協定(TPP)への参加問題などで将来が不安視される日本の農業界で生き残っていくため、1月に会社化に踏み切った。
祖父、父は水稲を中心に麦、大豆の栽培をしてきたが、徐々に野菜中心の生産に転換中。現在は小ネギの「おのだネギ三昧」、キャベツの「ソフトろまん」といったブランド野菜とブロッコリーの生産が主力だ。JA山口宇部と県菓子工業組合が供給契約を結ぶもち米、酒造米の「やまだわら」「山田錦」も手掛けている。
当面の目標は、10年前から生産を続けているブロッコリーのブランド化。「これからの農業は、土地に合った野菜で経営が可能なものを見つけることが大事」という考えから、旬の野菜をいち早く消費者に届けようと、季節に応じた多品種の野菜の生産も考えている。
新規就農者の支援と地域の雇用確保については、4人の従業員のほか、期間労働者として3人を雇用。総合支援学校の生徒の農業体験を受け入れた経験から、将来的には障害者の雇用も視野に入れている。
「消費者においしいと言ってもらえることが農業のやりがいであり楽しさ。これを伝え、農業従事者を増やすのも役目」と伊藤さん。次代の農業を担う3代目の挑戦は始まったばかりだ。

カテゴリー:経済2014年4月15日

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