タイヤを植木鉢にリサイクル

山口市阿知須に、自動車タイヤを花の形のカラフルな植木鉢にリサイクルしている事業所がある。試作品は幼・保育園などへプレゼントし、利益の一部で購入した車椅子は福祉施設に寄贈。花になった廃タイヤは、子供やお年寄りを喜ばせ、笑顔の花を咲かせている。
植木鉢は商品名「エコ鉢くん」。総合建設業トータルホーム山口(菊川登志雄社長、本社・山口市浅田)が阿知須に置く車両部門で作っている。開発のきっかけは東日本大震災。「自分たちにも何かできないかと考え、節電や再利用の観点から社内でアイデアを募った」と菊川社長。斉藤賢二会長が大の車好きということもあり、廃タイヤの活用を決めた。
使用済みタイヤは一般的に、金属製のホイールは再利用、ゴム部分は切り刻んで火力発電の燃焼補助剤になる。耐久性は極めて高いが、強度を確保するためワイヤが組み込まれ、再加工には不向き。ゴムの塗装にも苦労を強いられ、数カ月にわたる試行錯誤を繰り返しながら、震災があった2011年の夏に試作品を完成させた。
試作品の寄贈先は、阿知須地区を中心に70カ所。製品販売の利益も地元の福祉充実につなげている。菊川社長は「被災地のために始めた事業であり、周囲の助言、協力のおかげで製品化できた恩返しのため」と話す。エコ鉢くんは、第2弾製品やんちゃくんとともに、県の認定リサイクル製品となっており、注目を集めている。

カテゴリー:経済2014年3月25日

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