セントラル硝子、2015年にソーダ灰生産停止

セントラル硝子(皿澤修一社長)は、2015年5月末をもって宇部工場でのソーダ灰および関連製品の生産を停止する。同社の原点であり、宇部曹達工業時代の1940年から73年にわたって関連製品をベースに事業を展開してきたが、中長期的に収益改善が見込めず、経営資源を高付加価値事業に投入することになった。31日に開いた取締役会で決定した。

国内のソーダ灰市場は、リーマンショック後の経済低迷により、需要が大幅に縮小。主用途であるガラスや粉末洗剤の慢性的な需要減少、ユーザーの海外移転、米国の天然ソーダ灰(トロナ灰)や中国での大量生産など、輸入品の台頭による競争激化などを背景に、今後も市場の成長・回復は厳しいと判断した。
これまでも収益体質の再構築や設備合理化を中心としたコストダウンを図りながら、ソーダ灰は年25万㌧程度を生産してきたが、収支が厳しく、回復の見込みがないとしてファインケミカル、医薬品事業に注力する。従業員は他部門で吸収する考え。
併せて市場環境に適した事業構造に再構築するため、来年4月にトクヤマ(幸後和壽社長)と共同事業会社を設立し、販売部門を統合する。セントラル硝子が生産から撤退することで、ソーダ灰、塩化カルシウムの国内での供給はトクヤマの1社体制となる。
新会社は資本金1000万円でトクヤマが65%、セントラル硝子が35%を出資。社名は決まっていない。本社は東京、代表者はトクヤマから選出される予定。
1日午後には、阿山隆夫取締役常務執行役員ら4人が宇部工場で会見する。

カテゴリー:経済2013年11月1日

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