〝幻〟カイガラアマノリの養殖始まる

幻のノリと呼ばれるカイガラアマノリの養殖が6日、宇部市厚南妻崎開作の厚東川河口で始まった。新ブランド確立を目指し、県漁協藤曲浦支店(中村昭一運営委員長)が取り組む。初挑戦した昨年は不調で、関係者は「今年こそ」と意気込む。

引き潮の午前3時すぎに河口の干潟で作業が始まり、漁業者やセンター職員ら20人が、干潟の表面をくわで平らにして、ノリの種になる糸状体を混ぜた炭酸カルシウムを張り付けた板(縦60㌢、横30㌢)を1000枚並べた。
昨年は生産目標に届かず、プレートに大量の砂泥が堆積したり、アオノリが混ざるなど課題が見つかった。今年は、水の流れを見ながら設置場所や並べ方を変えた。
県は「収穫後に勉強会などを重ねて一応のめどが立った」とする。収穫は来年1月末から2月初旬に始まる。
カイガラアマノリは、栄養が豊富な干潟にしか生息せず、環境省のレッドデータブックで極めて絶滅の危険が高いまき類に分類。アミノ酸「アラニン」が豊富で甘みが非常に強くて商品価値が高い。県水産研究センターは養殖技術を2006年に開発。08年には山口湾で製品化に成功。「紅きらら」の名称で販売し、価格は一般的なのりの約10倍。

カテゴリー:経済2013年12月6日

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