「宇部版クラインガルテン」入居第1号

宇部市が、移住者増を目指して今年度スタートした農業体験施設「宇部版クラインガルテン」で、1日から初の入居者が生活を始めた。防府市からキュウリ生産農家を志して新生活をスタートした末廣剛さん(47)は「農業は将来性のある業界。東岐波での実地研修を終えた後に、市内で就農場所を探したい」と意欲を語った。

クラインガルテンはドイツ語で小さな庭を意味し、集団型・賃貸型の市民農園を表す。市では、まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本目標の一つ「新しい人の流れをつくる」の実現に向け、万倉ふれあいセンター隣接の旧デイサービス施設を長期滞在、楠こもれびの郷万農塾を短期滞在の受け入れ場所に設定。昨年5月2日から利用者の募集を開始した。

末廣さんは、利用期間が1カ月以上1年以内の長期滞在型。防府市で14年間、居酒屋を経営していたが、将来に不安を抱き、農業への転身を決意。一昨年10月から2年間を期間とする県の担い手研修を受講しており、県立農業大学校(防府市)での勉強を終え、3月から東岐波の重冨孟さんの下での修業に移った。

旧デイサービス施設は、平屋建てで延べ床面積は約100平方㍍。間取りは1LDK。200平方㍍の農園も備え、重冨さんに学びながら、こもれびの郷の田村敦義社長からも農業指導を受ける。

末廣さんは実地研修が終わる秋以降も市内にとどまり、就農を目指す。現在、キュウリ栽培に適した海側で農地を探している。

「キュウリ一本でやりたいという思いがある」と末廣さん。「農業はもうからないというイメージがあるかもしれないが、野菜を本気で作れば十分に生活できる。もう若くはないので大きな夢より、普通に暮らせる規模で一生続けたい」と語った。

カテゴリー:行政,経済2017年3月2日

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