宇部市東岐波、源氏若宮句会の石松代表が全国俳句大会で特選

haiku.jpg

宇部市東岐波の俳句愛好家でつくる、源氏若宮句会の石松恵美子代表が、今年度のNHK全国俳句大会で特選に輝いた。この不況下で就職戦線に敗れ、古里に戻ることになった学生の無念さを詠んだ「故郷へ帰る他なく卒業す」が評価された。

大会には、自由題と題詠「人」を合わせて、全国から4万8661句が寄せられた。全応募作品の中で上位六十句が特選に輝いた。

石松代表は俳歴35年。俳句に興味のある近所の人たちを誘って、昨年3月に同句会を立ち上げた。月2回の句会は、会のメンバーで元自治会長の西村望さん宅で開かれている。会の名前は、東岐波の若宮古墳から名付け、会員たちは源氏物語の登場人物の名を俳号として創作を楽しんでいる。

特選に選ばれた句は、就職活動に苦戦する大学生がニュース番組の取材に対して「こんなに仕事がないんじゃあ、田舎に帰って農業でもするしかないですね」と、吐き捨てるように言ったのを耳にして詠んだ。

「志を高くして都会の大学に進学し、一生懸命に学んできただろうに、すっかり後ろ向きになってしまっていた。最近はこんな若者が多いが、どうにかならないものなのか」という、やるせない思いを込めた。

受賞について石松代表は「特選入りを一緒に喜んでくれる句会仲間がいてくれることが一番うれしい。これからも和気あいあいに、俳句づくりを楽しんでいきたい」と話している。

また、同句会の松本明子さんは「鎌倉の蝉迫り来る切通し」で佳作に入った。

カテゴリー:教育・文化2010年2月2日

写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ
single