山口東京理科大の学生チームがフォーミュラ参戦

マシンの調整に励むメンバー(小笠山総合運動公園で)

山口東京理科大の学生フォーミュラチーム「TUSY Formula」は、3~7日の5日間、静岡県の小笠山総合運動公園(エコパ)で開かれた第11回全日本学生フォーミュラ大会に出場した。初出場の昨年はかなわなかった動的審査を全て走行。チーム目標の全種目完遂・完走はできなかったものの、大会を通じてメンバーもチームも大きな財産を得た。

同大会は公益社団法人自動車技術会が主催。学生が自ら構想・設計・製作した車両による競技会で、学生の総合的な「ものづくり」の能力を養成し、自動車技術ならびに産業の発展・振興に資する人材を育成することを目的としている。
11回目の今年、同チームが出場したガソリン車部門には72チームが、初めて開催された電気自動車部門には6チームがエントリー。コスト、プレゼンテーション、デザインの3分野の静的審査(325点満点)と、4種目からなる動的審査(675点満点)があり、その総合点(1000点満点)で順位を競った。
昨年は動的審査に進むための車検で大苦戦した理科大チームだったが、今回は2日目に車検を無事クリア。3日目のアクセラレーション、スキッドパッド、オートクロスの3種目の動的審査を初めて完走し、耐久性と速さを競う最終動的審査のエンデュランスに進出した。
エンデュランスは、1周約850㍍の周回コースをドライバー2人で各10周、計20周する。直前のエンジン調整もうまくいき、マシンはタイムの上がらなかった3日目とは見違える動きになり、チーム内に全種目完走・完遂の期待が高まった。
最初のドライバーはサブリーダーの荒巻秀治さん(4年)。前に走ったチームのトラブルでコースにオイルが散らばるという悪コンディションの中、周回を重ねるごとにタイムを短縮。第2ドライバーの石本和聖さん(3年)と交代する10周目に入った。
快調な走りに見守るチームメンバーも完走を確信していたその矢先、マシンが突然停止。無念のリタイアとなった。原因は右後輪と車軸をつなぐ部品の一部の破損。組み立て段階でわずかな設計ミスが見つかり、応急処置した部品だった。
目標達成こそできなかったが、総合点は昨年を4点上回る141・10点。全78チーム中57位で大会を終えた。
リーダーの森崇裕さん(4年)は「完走することの大変さを改めて感じたが、チームのポテンシャルとして中堅レベルまでは現状でも狙えることは分かった。見つかった課題を一つずつ克服すれば、来年は十分に完走できる。それは後輩に託したい」とすがすがしい表情で語った。

カテゴリー:教育・文化2013年9月9日

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