新川小、年度内に新校舎建設

新川小(渡邉英男校長、389人)で第2校舎の耐震補強工事中に、一部の鉄筋が著しく腐食しているのが見つかり、2学期から建物の使用を停止している問題で、宇部市教育委員会は敷地内に軽量鉄骨造りの新校舎を建設する方針を固め、5日に同校で開かれた保護者説明会で伝えた。児童の安全な教育環境を確保するため、早急に着工し、年度内の完成を目指す。その間、調理実習やパソコンの授業は、近くの鵜ノ島小や新川ふれあいセンターを利用する予定。

市教委によると、軽量鉄骨造りの新校舎は、耐震基準を満たし、長期の使用に耐える強固な施設。建設規模は使用停止となった校舎よりも小さくなる見込み。長期リース方式で整備することで、財政負担の軽減と児童の安全確保の両立を図る考え。
同校には校舎が2棟あり、使用停止となったのは、1970年3月に完工した鉄筋コンクリート造り3階建ての普通・特別教室棟(延べ床面積2227平方㍍)。臨時措置として1、2年生の各2クラスと特別支援学級3クラスの教室、理科室は、耐震化工事が済んでいる本館に移設した。
他の特別教室は移転スペースがないため、新校舎ができるまで、教室にミシンの電源を確保して家庭科をしたり、一部の楽器を移した体育館内で音楽、理科室で図工に取り組んだりと、授業を工夫する。図書館については、あおぞら号(移動図書館)の来校頻度を増やして対応する方針。
説明会には辻村裕志教育次長ら市教委から5人、土木建築部営繕課から2人の職員が出席。約50人の保護者に対し、これまでの経緯や新校舎完成までの授業対応を、スライドを交えながら話した。保護者の間からは、代替の軽量鉄骨造りの校舎を不安視する声もあったという。
同校の第2校舎は7月4日から耐震補強工事をしていたが、8月9日に外壁の劣化部を除去する作業中、3階で腐食部分が見つかり、別の階も調べたところ、著しい腐食が複数箇所に上った。市教委は現状のまま工事を継続しても校舎の耐震性が確保できないと判断。工事の中止と建物の使用停止を決めた。
市では2008年3月に市学校施設耐震化推進計画を策定し、年次的に耐震補強や建て替えを進めてきた。これまで校舎だけでも15棟の耐震補強工事を行ったが、新川小より古い校舎を含めて今回のような腐食が発見されたケースはない。
今年度末の耐震化率は76・9%を見込み、耐震化が必要なのは残り36棟になる。内訳は小・中学校を合わせて、校舎が13棟、体育館が22棟、給食調理場が1棟。

カテゴリー:行政,教育・文化2013年9月7日

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