小学校の喫煙防止教育が効果

○×クイズを通してたばこの依存性や体への影響を学ぶ児童たち(新川小体育館で)

一度たばこを吸い始めたら、やめるのに苦労する。大切なのは初めから吸わないこと。宇部市と山口大医学部地域医療推進学講座が、市内の小学校を巡回して昨年度から取り組む「子どもの喫煙防止教育」。たばこの害や受動喫煙の影響を学んだ高学年の児童たちは〝将来にわたって喫煙しない〟との決意を固くしている。

市では健康づくり計画の中で、未成年の喫煙開始の防止、受動喫煙防止を行動目標に掲げ、「自分の健康は自分で守る」健康観を育んでいる。授業では、絵や写真など視覚的に訴える教材を活用し、○×クイズなど盛り込んだ対話型・体験型の内容で、子供たちを引き付ける。
昨年度実施した7校の児童(約440人)に対するアンケートによると、授業前「大人になれば喫煙してもよい」は、「少し」を含め「そう思う」が78人だったのが、授業後には39人に半減。同様に「自分は将来喫煙すると思う」も37人から11人に減った。
一方、周囲に喫煙者がいる児童は68・7%に達し、喫煙者の内訳は父親、祖父、母親の順で多かった。授業で、たばこの煙が、肺がんやぜんそく、心臓病のリスクを高め、妊婦へも影響を及ぼすことを勉強し、授業後は「親は喫煙しないでお手本を示すべき」が84・8%と8・4ポイント上昇。「道での喫煙は全国で禁止に」も76・9%にアップした。
子供たちの感想は「たばこを無くしてほしい」「絶対吸わない」が多く、「自分がたばこを少しでも吸うと病気になるし、吸っていない他人の方が病気になるし、今から生まれる新しい命を滅ぼす」との声もあった。
今年度は11校、来年度は残る学校で開催する。18日には新川小(渡邉英男校長)で行われ、5・6年生133人が山大の福田吉治教授らの話を聞いて、たばこの健康被害を理解した。胎児の写真などが印刷された外国のたばこのパッケージを見て、どんな意味があるかも話し合った。

カテゴリー:教育・文化2013年7月19日

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