市立図書館付設「資料館」、立ち位置揺らぐ

現在は埋蔵文化財などの保管場所となっている郷土資料館

郷土史家らの情報拠点となってきた宇部市島1丁目の市立図書館付設資料館(旧市立図書館) の立ち位置が揺らいでいる。「学びの森くすのき」が5月19日、船木に開設し、所管課が移設したためだ。貴重な歴史資料の分散を危ぶむ声もある。

駐車場の案内看板や、建物入り口付近にある別館・郷土資料館への道順を案内する張り紙はそのままだが、市教育委員会文化財活用推進室(現学びの森くすのき・地域文化交流課)の事務所入り口には鍵が掛かり、無人のまま。郷土資料館も人けは一切ない。
資料館に入居している学校安心支援室によると、学びの森くすのきの開館以降も事情を知らない利用者が訪れ、連絡を取り次いだ例が数件あったという。
郷土資料館には、市指定文化財の福原家文書数百点を含む2万8000点を所蔵。学びの森くすのきの開館に合わせ、古文書類約1万点を移した。
学びの森くすのき・地域文化交流課は「本来なら全て移動させたかったが、収容スペースに限りがあるので、一般の資料閲覧が多く、空調が必要な古文書類を中心にした」と話す。
郷土資料館は、そのまま埋蔵文化財などの保管場所として活用していく方針で「昔の暮らしに関する民俗資料の展示は、小学生の授業に活用されているので、これからも要請に応じたい」としている。
事務所跡の活用は、まだ何も決まっていない。学校安心支援室の関係者からは「会議室や相談室に使えたら」という要望もある。

カテゴリー:教育・文化,その他の話題2013年6月7日

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