浄念寺の梵鐘を市文化財に

宇部市教育委員会は23日付で、厚東棚井の

浄念寺の梵鐘(提供)

指定した。市では金工品としてわに口3件を指定しているが、釣り鐘は初めて。

3月下旬に開かれた市文化財審議会(6人)で指定の答申があった。釣り鐘は高さ105㌢、最大径63・8㌢の鋳銅製。1647(正保4)年に長府の鋳物師、安尾彦左衛門尉正之が制作した。同寺境内の鐘楼内に保管されている。
年代的には江戸期に入るが、中世後期の様式を色濃く残し、寄進された寺の隆盛を証明するかのように、鐘銘に16の寺院(制作に加担した末寺)が彫刻されている。調書では、安尾の作品は、その多くが戦時の供出で失われており、現存する代表作品としても注目されるとしている。
元県文書館副館長の吉積久年さんも「宇部市で最も古く、由緒ある鋳物師の手になる銅鐘として保存されるのは意義深い」と意見書を寄せた。
今回の指定で、市内の文化財は、国指定5件、県指定19件、市指定50件、国登録4件。

カテゴリー:教育・文化2013年5月25日

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