ハマセンダンを山陽小野田市の天然記念物に

天然記念物に指定されたハマセンダン(竜王山で)

山陽小野田市教育委員会は23日、竜王山の中腹で2011年10月に発見された国内最大級のハマセンダンを市指定文化財の天然記念物にすることを決めた。高さは約15㍍、目通り(地上高約1・3㍍で図った幹の周長)は5㍍を超える巨木で、樹齢は約250年と推測される。市町合併後の同文化財指定は初めてで、第5回定例会議で承認された。

ハマセンダンは大浜神社裏側の雑木林に立っており、自然保護活動などに携わる地元住民らが発見。根回りは約12㍍で、放射状に幹が広がっている。果実が見られないため、雄株と思われ、樹勢は旺盛という。
発見後、樹木医の草野隆司さん(萩市)が鑑定。国内最大の可能性が高い上、台風などによる損傷もなく、健全な状態をとどめていることから、竜王山公園協賛会など地元から保護を求める声が高まっていた。
市では市文化財審議会に指定の判断を求め、3月に答申を受けた。その後、土地を所有する宇部フィルムの同意が得られたことから指定を決定。天然記念物は旧山陽町時代に指定された糸根の松原(埴生)に続いて2例目となる。
ハマセンダンは愛知県田原市や徳島県でも市、県の天然記念物に指定されているが、木の大きさを測る基準となる目通りは3㍍ほどという。
赤崎公民館での定例会議では、説明を受けた教育委員が承認し「さまざまなインスピレーションが湧く様相をしている。スケッチ大会などを開くことで、周知や市の宝としての認知につながる」などと意見が出された。
市教委では同審議会からの付帯条件となっていた周辺の環境整備や病気の予防、保護などに努めていきたいという。
ハマセンダンはミカン科の落葉高木で、暖地の海岸に近い山林に生育。7~8月に枝先に多数の花を付ける。国内では三重県以西の本州や四国、九州、沖縄にかけて、国外では台湾や中国南部に分布している。

 

カテゴリー:教育・文化2013年5月24日

石炭都市宇部市の起源
写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ