学童保育、川上は初のNPO運営

取り付けられたNPO法人の看板を囲む子供たちと黒髙代表理事(川上学童保育クラブ室前で)

川上校区は、宇部市から受託している地域学童保育事業を、来年度以降も地元主動で運営するため「NPO法人・かわかみ学童保育クラブ」として法人格を取得した。市では2014年度から、委託先を全て法人格を持つ民間団体に変更する考え。法人化は一般社団法人を設立した琴芝に続き2校区目で、NPOは初めて。藤山校区でも法人化の動きがある。

学童保育は、保護者が働いている小学校低学年の子供たちを、放課後や長期休暇に預かり、遊びや生活の場を提供して、健全育成を図る事業。児童数が減る半面、共働き世帯は増加し、需要は高まる一方だ。
市内の学童保育クラブは市が実施主体で、以前は校区社会福祉協議会、地区の運営協議会などが受託していたが、事務作業の増大や指導員の雇用形態の相違、責任の所在の明確化などの課題があり、法人格を持った民間への委託に切り替えている。社会福祉法人や学校法人が幼・保育園7園で運営しているクラブは、そのまま継続する。
今年度は計25団体が48カ所開設し、児童1572人(昨年4月1日現在、市こども福祉課調べ)が利用。公募により、市社協が今年度から4校区6カ所、来年度からは10校区18カ所のクラブを運営する。残る10校区も、来年度中の決断を迫られることになる。
川上では「校区のスローガンである『地域の子供は地域で育てる』の方針通り、他法人に任せず自力で運営したい」と、昨年10月から法人化の準備を進め、このほど認証を得た。
代表理事には、校区社協会長の黒髙満義さん(73)が就任。「老人クラブを主とする見守り隊や民生児童委員、自治会、PTA、学校とも連携し、相互理解と協力を深めながら事業を展開したい。利用者が満足してもらえる運営を心掛ける」と抱負を語る。理事には、校区の各団体役員が名を連ねている。
同校区では学校のそばにある専用施設「川上学童保育クラブ室」で、子供たちを預かっている。指導員は6人。今年度当初の登録者は102人に上り、来年度も同程度の利用が見込まれる。平日は下校時から午後6時までが基本だが、保護者のニーズに合わせ、今年度から6時半までの延長保育を実施。
来年度は登録制で、長期休暇や土曜日に通常より30分早い午前8時からの早朝保育も取り入れる。

カテゴリー:行政,教育・文化2013年2月28日

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