「大雪」に春を思い紙すき、小野中

卒業証書に使う紙をすく3年生(7日午前11時、小野中で)

小野中(原野眞治校長、31人)で「大雪」の7日、伝統の紙すき実習が行われた。厳しい冷え込みの中、3年生11人は冷たい水に手を浸し、自分たちの卒業証書になる紙を作製した。

大雪は二十四節気の一つで、暦の上では激しく雪が降り始める時期を指す。宇部市内では午前3時37分に最低気温マイナス0・6度(下関地方気象台調べ)を記録し、今シーズン一番の厳しい冷え込みとなった。前日には一時、雪がちらついた。
紙すきは、紙作りの最終工程。生徒たちはコウゾ、水、トロロアオイを混ぜた液体に、校章の透かし模様が入った型枠をくぐらせ、紙素がだまにならないこと、厚さを均等にすることを心掛け、黙々と手返ししていった。
田中佳浩君は「足元はかなり寒かった。紙は薄いので穴が開かないように気を付けた。証書を受け取る卒業式がとても楽しみ」と話した。
同校によると、小野地区は奈良時代から紙作りを産業としていたが、1983年ごろに職人がいなくなり途絶えたという。伝統技術の継承として、89年から紙すきを学校行事に取り入れている。

カテゴリー:教育・文化2012年12月7日

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