原小コミュティースクール、児童の地域参加増える

地域行事への参加の動機付けとなっているスタンプとシールのカードを持つ子供たち(原小で)

今年度からコミュニティースクール(学校運営協議会制度)を導入している原小(木村芳則校長、284人)は、地域行事に参加してスタンプを集めるカードを全校児童に配った。効果はてきめんで、子供たちだけでなく、保護者も一緒に足を運ぶため、目に見えて参加者が増え、地域が盛り上がりを見せている。

5月のコミュニティー運動会、6月の田植え、8月の夏祭り、10月のふれあいまつりなど12行事が対象。参加するたびに、前畑美月さん(4年)が考案した同校のイメージキャラクター「原っ子さん」のスタンプを押してもらえる。さらにスタンプが2個たまると、キラキラと光るシールももらえる仕組みだ。
子供たちの地域行事への参加の動機付けとするだけでなく、もう一つの狙いがある。保護者ら若い世代を巻き込んでいきたいという、高齢化しつつある地域の主力メンバーたちの思いだ。実際、スタンプが欲しかった長谷川麻菜さん(2年)は、母親にお願いして運動会に初参加した。子供たちが広告塔の役目を果たしていくこの広がりが、行事の周知と参加拡大につながっている。
長谷川さんは「運動会でかけっこや縄跳びをした。とても楽しかった」と言う。毎年地域行事に積極的に参加している駄阿奈々穂さん(6年)は「スタンプを集めていくことで達成感を味わえる。地域の人と顔見知りになり、話をすることはとてもプラスになる」と語る。中田舜介君(2年)も「行事には友達もたくさん参加しているので楽しい。好きなシールをもらえるとうれしい」と笑う。
木村校長は「行事の直前には校内放送でも知らせている。子供たちにとって、地域の人との接点ができることで、いい人間関係と古里への愛着が芽生えてくる。これからも地域の人に学校に入ってもらうだけでなく、学校も地域へと出て行きたい」と、地域ぐるみの子育ての重要性を説く。
校区コミュニティー推進協議会の室重守会長は「地域行事への参加者が増えたことはうれしい。特に、地域との関係が希薄だった世帯を呼び込むきっかけになったようだ」と成果を喜び、「地域と学校、家庭のコミュニティーが広がることで、地域住民にとっても学校への信頼感が強まるはずだ」と今後の展開に期待を寄せる。

カテゴリー:教育・文化2012年11月30日

石炭都市宇部市の起源
写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ