サビエル高学生寮副舎監、日本語スピーチコンで特別賞

サビエル高で活躍するカルビタイさん(サビエル高学生寮で)

サビエル高の学生寮に副舎監として働くインド人女性がいる。2010年3月にキリスト教の宣教師として来日したカルビタイ・アマビリスさん(30)だ。異国の文化や風習に戸惑いながらも、17日に山口市であった外国人による日本語スピーチコンテストでは、日本での生活の中で感じたことを発表。最優秀賞と優秀賞(各1人)に次ぐ特別賞に選ばれた。

カルビタイさんはインドの北東部、バングラデシュとの国境に近いメガラヤ州の出身。カトリック系の宣教師として千葉県流山市の教会に派遣され、2年間務めた後、今年4月にサビエル高に赴任した。
これまでにベトナムへの短期赴任はあったものの、長期の海外赴任は初めて。日本語もゼロからのスタートだった。日本に関する知識にも浅く、来日当初は日本人の言動に驚くことばかりだった。
それでも「知れば知るほど日本が好きになっていった」と言う。花見やホタル観賞、紅葉と季節ごとの自然を満喫する日本の風習に、自然との深い関わりを感じ、東日本大震災では互いに支え合う姿に心を打たれた。
学生寮では女子生徒35人と生活を共にしている。千葉県では日本人との関わりがそれほど深くなかったこともあり、元気な生徒たちとの交流を楽しみ「アマちゃんと呼ばれることもある」と照れ笑いを浮かべる。
コンテストでは特に印象に残ったという電車内でのインドとの違い、日本の四季、宗教を挙げ「国によって文化や価値観、生活習慣が違っても、どれが良い、悪いではなく、互いに理解し合い、尊敬し合うことが大切」とくくった。
日本に来てもうすぐ3年。少しずつ生活にも慣れ、違和感を持っていたことも受け入れられるようになった。「日本のために何ができるのかを考えている。もっと日本のことを学び、インドと日本の懸け橋になれれば」と夢を広げている。
同コンテストは日本国際連合協会県本部が同連合や国際問題に関する知識普及と啓発に向け、地域での国際理解と協力を推進するため開いており、今年で23回目。在日期間が5年以内の県内在住外国人を対象に行っている。

カテゴリー:教育・文化2012年11月21日

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