威海市との交流延期、中学生派遣・受け入れ事業

宇部市は20日、友好都市、中国威海市との今年度の中学生派遣、受け入れ事業の中止を発表した。領土問題を背景にした国際情勢を考慮しての判断で、事業中止は、2009年度の新型インフルエンザの流行以来3年ぶり3回目。今年は友好都市締結20周年という節目だっただけに、事務局の国際政策課では「とても残念。現時点では未定だが、派遣と受け入れにふさわしい時期について引き続き双方で協議したい」としている。

派遣、受け入れ中学生の選考、先方への連絡、ホームステイ先の調整時期を前に、10月に入って同課と威海市の外事弁公室が協議を重ねて決めた。今後の実施予定は未定だが、交流については前向きに捉えているという。「ふさわしい時期」について同課では、国内の自治体が中国の友好都市との交流事業を再開し始め、安全が確実になった時点と考えている。
同事業は1995年度から始まり、宇部の中学生が5泊6日の日程で威海市を訪れ、同年代の子供がいる家庭にホームステイしながら、通学などを通じて交流を深めている。毎年7人程度が3月の春休みを利用して渡航している。これまでの派遣実績は15回102人。受け入れ事業は2003年度から始まり、8回61人が宇部を訪れ、学校訪問や日本文化体験などをしている。今年度は年明けの2月に予定されていた。
一方で、国際情勢に左右されるという不安要素を抱えており、これまでも02年度にイラク戦争および重症性呼吸器症候群(SARS)、09年度に新型インフルでそれぞれ見送った。
今回の日中情勢の悪化を受けて、近隣でも中止や延期する自治体が出ている。下関市は10月中旬に予定していた青島市への小学生派遣を中止し、佐賀県も10月下旬から今月にかけて予定していた遼寧省や貴州省への青少年交流事業の延期を決めた。

カテゴリー:行政,教育・文化2012年11月20日

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