はらだ文庫改装、あす再開 大人の居場所

あすのリニューアルオープンを待つ松本さん(野中4丁目のはらだ文庫で)

私設児童図書館として宇部市内で唯一本格的な活動を続けている「はらだ文庫」(松本敏子代表)があす10日、5年ぶりにリニューアルオープンする。子供たちが本に親しめる十分な空間を確保し、喫茶スペースを設けて大人の居場所づくりも創出する。

初代代表の原田守直さん(1993年死去、享年77歳)が琴芝小校長を最後に退職した翌年の81年、野中4丁目の自宅敷地内の約100平方㍍に、個人の蔵書をベースに私財を投じ、図書を購入するなどして平屋の文庫を建設。私設児童図書館としては県内で先駆的存在で、地域の子供たちの読書活動の一翼を担っている。原田さんが亡くなった後、一人娘の松本さんが広島から帰郷し遺志を受け継いだ。
市内の私設児童図書館は、多い時期には6館あったが、管理者の高齢化などで5館は継続が困難を来して休館状態に。はらだ文庫1館だけが活動を続けている。
今回のリニューアルへ向けて、スペースをつくるために2カ月かけて不用な図書を整理し、児童書や絵本を中心に約1万冊まで減らした。日頃、文庫の運営を支援してくれる約10人の主婦らが本の展示替え、掃除などで協力した。
ソファを置いてその場で気軽にコーヒーやお茶を入れてくつろげる喫茶スペースを配置し、大人の憩いの場としてサロン風に仕上げた。サークルや会合の場にも貸す。子供たちがゆったりとした気分で本を読み、読み聞かせするスペースも十分に取った。
10日は午前10時にオープン。リニューアルのために整理した本のフリーマーケットも開催。12月24日は午後3時から、本とあそぼう全国訪問おはなし隊(講談社)のキャラバンカーが来館し、絵本の読み聞かせなどを行う。
松本さんは「子供たちが忙しい時代で、文庫に寄る時間も限られるが、本に親しめる環境づくりをして歓迎。長年の夢だった大人の居場所づくりも充実させたい」と話した。
問い合わせは、はらだ文庫(電話33─0091)まで。

カテゴリー:教育・文化2012年11月9日

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