神原中、被災地へ「水」

ペットボトル収集の協力を呼び掛ける生徒会メンバー(神原中で)

神原中(津守一郎校長、219人)は、東日本大震災の被災地へ、ペットボトル入りの水(主に2㍑)を送る運動を開始した。被災地でのボランティア体験者の呼び掛けに応じて取り組んでいる。校内にチラシを掲示するなどでPR活動を展開し26日まで収集、ボランティア関係者が被災地の仮設住宅に届ける。

10月19日に同校で開催した人権教育研修会で、昨春被災地でボランティア活動した「山を愛する宇部市のグループ山讃(さんさん)会」事務局の中野敏輝さんらが、炊き出しや被災者支援の体験を生徒や保護者に話した。同じ山讃会メンバーで宮城県気仙沼市で震災直後から現地にとどまって支援活動を続ける清水幹生さん(厚南北2丁目)の訴えを受けて、水事情の悪い仮設住宅へペットボトルを送るために協力してほしいと生徒たちに求めた。
清水さんによると、水の搬送先は気仙沼市五右衛門ケ原野球場、岩手県大船渡市三陸町越喜来杉下などの仮設住宅の約500世帯が対象。浄水施設が完全復旧していないため水に異臭があり、時には濁り水が出る状況。昨冬の最低気温は氷点下12度を記録し、凍結のため水道の配管が壊れた。今冬も水道管の破損が懸念されており、水の確保が不可欠だと強調する。
中野さんらの講演に感動した生徒会(田川千華会長、12人)が立ち上がり、10月28日の文化祭で「被災地に水を届けよう」と提案した。「1本でもいい。自分の小遣いでペットボトルを買い、励ましのメッセージを添えよう」と呼び掛けのチラシを校内各所に掲示。5日から収集活動を開始し、7日までの3日間で全校生徒、教職員から約50本集まった。津守校長によると、PTAの協力も得られたという。
田川さんは「水道の蛇口をひねると、当たり前のように水が出てくる普通の生活に、これでいいのかと思って活動を始めた。ペットボトルを輸送するとき、積み荷作業も手伝いたい」、人権教育研修会担当の桑原清子教諭は「生徒たちの運動の輪が広がれば」と話した。
ペットボトル収集に関する問い合わせは、神原中(電話31─1784)、山讃会事務局(電話62─0693)まで。

カテゴリー:教育・文化,その他の話題2012年11月8日

石炭都市宇部市の起源
写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ