学力、全国平均下回る

今年度の全国学力・学習状況調査で、宇部市の子供たちの学力は軒並み全国平均を下回った。特に応用問題を苦手とする傾向がみられた。家庭学習の時間も少なく、市教育委員会では「学校、保護者、地域が協働して学力向上に取り組むことが大切」としている。

5日に青少年会館で開かれた市PTA連合会(松本鉄己会長)の臨時理事会で、市教委が公表した。調査は4月に、小学6年と中学3年を対象に実施された。
過去5年間の調査で、小学生は基礎・基本を問う国語A、算数A、活用問題となる国語B、算数Bのどれもが全国平均に達したことはほとんどなく、今年は特にB問題が大きく下回った。中でも国語は漢字、文法などに関する「言語事項」という項目が全国平均を100として89・7、算数も数量に関する問題が92・7という値となった。
中学生は例年通り、数学Aで全国平均をやや上回ったものの、国語A、B、数学Bは下回った。小学生と同じく活用・応用問題を苦手としており、国語は全般的にやや低く、数学は数量関係が91・7、図形が94・0と、平均値との差が開いている。
同時に行われた子供たちの生活習慣などについての調査報告もあり、小学生、中学生とも家庭学習の時間が全国値に及ばなかった。「30分未満」「全くしない」と答えた割合は、小学生では全国14・3%、宇部は19・5%。中学生では16・6%に対し23・6%だった。
一日のテレビ、ビデオ、DVDの視聴時間は、小学生は全国並み、中学生は上回っており、特に中学生は3時間以上と答えた生徒が35・4%と、学習時間の少なさとの関連性をうかがわせた。
松本会長は「保護者の関心が高い事柄を直接教育委員会から聞くために、臨時理事会を開催した。子供たちの学力を向上させるためには、基本的な生活習慣の改善が必要で、そのためには保護者も子供たちと一緒に取り組んでいかねばならない」と、家庭力の底上げをポイントに挙げた。
白石千代教育長は「調査の結果は重く受け止めている。学校では授業の質、家庭では生活の質を向上させ、学校、家庭、地域が連携して、大人が子供の学ぶ環境を整えていく必要性を感じる。併せて強い心、豊かな心を身に付けさせて、社会へと送り出してやりたい」と語った。

カテゴリー:教育・文化2012年11月6日

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