チャイルドライン、昨年度の着信実績 男子は「性」が突出

チャイルドライン表 18歳以下の子供たちのための専用電話「チャイルドラインやまぐち」に、昨年度寄せられた悩みのうち、男子は性に関すること、女子は人間関係に関することが多いことが分かった。電話をかけてくるのは、中学卒業後の男子が圧倒的に多い。運営する子ども劇場県センター(宇部市錦町)の三好美喜子理事長は「正確な性の知識を教えてくれる大人が身近におらず、一人で悩んでいる」と話す。

同センターによると、2011年度に電話を受けた総着信数は1711件。このうち66%が携帯電話からだった。平均通話時間は9・7分で最長は3時間38分だった。
性別は男子が601人、女子が354人、不明が756人だった。年代別では、中学卒業後から18歳までの男子が一番多く254人と、不明を除いた644人のうち4割を占めた。
最も多いのが雑談で126件。言葉を発することのない無言も多いという。「なかなか話を切り出せない子もいる。身近に安心して心を打ち明けられる大人がいないのではないか」と三好理事長は分析する。
相談内容別では「人間関係」111件、「性への興味・関心」104件、「心に関すること」65件、「いじめ」63件、「体に関すること」52件、「恋愛」45件、「進路・将来・生き方」42件などだった。
男子では性に関する相談が99件と突出して多い。「女性に興味があるが、自分はおかしいのではないか」といった思春期特有のものから、「(性行為が)アダルトビデオのようにうまくできない」「女性はレイプされるのがうれしいのでは」などとネットやビデオからの誤った情報に振り回されて相談するケースがあるという。「教育の中で正しい性知識を教える必要性を痛感する」と話す。
女子は「人間関係」の悩みが多い。友達関係で嫌われないように気を使ったり、突然、いじめの対象になるのではとおびえたりする子が多いという。
「接する大人が、親と先生に限られ、狭い世界で悩んでいる。相談できる多様な大人と出会う機会を増やすことが求められている」と三好理事長は言う。
チャイルドラインやまぐちは、毎週火曜日の午後4時から9時(電話32─4287)。

カテゴリー:教育・文化2012年9月13日

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