市内小・中学校いじめ1学期中37人

宇部市内の小・中学校で1学期にいじめを受けた子供の数は、市教育委員会が把握しているだけでも37人に上った。「でぶ」「きもい」「死ね」といった言葉の暴力が多く、洗剤をかける、金品を要求するなどエスカレートしたケースもあった。

程度を問わず、いじめを受けたと感じた児童・生徒が、先生や保護者らに相談したことにより学校が把握した人数。学期ごとに、各校に市教委への報告を義務付けている。内訳は小学生9人、中学生28人で、最年少は小学3年生だった。
小学校では、汚い物を扱うように「◯◯(名前)ばい菌」と呼ばれたり、悪ふざけが過ぎて廊下の壁に押しつけられたりした児童がいた。
中学校では「でぶ」「死ね」「どっか行け」と、集団で個人を攻撃する事案も。尻をたたく、トイレ洗剤をかけるという暴力行為もあったが、大きなけがにはつながらなかったという。金額は小さいものの、現金の要求も1件あった。
既に23人が加害者からの謝罪を受け入れ、解決している。加害者から謝罪はあったが、継続して見守っていく必要がある子供は7人、解決に向けて取り組んでいる最中も7人いる。
滋賀県大津市で昨年、男子中学生が自殺した問題で、いじめの社会的関心が高まっていることもあり、市教委では改めて各校に未然防止、早期発見、初期対応の取り組みについて指示。子供たちの悩み相談を受ける「ほっとライン宇部」のチラシを私立を含め全ての小・中・高校に配布した。
市教委学校安心支援室の森島正信室長は「数が多い、少ないにかかわらず、常にアンテナを張っておかねばならない。先生は子供たちに、いじめは人間として絶対に許されないという意識を徹底し、小さなサインを見逃さずに児童・生徒の理解に努めることが大切。いじめを受けている子供たちは、1人で悩みを抱え込まずに、近くの大人やほっとラインに相談してほしい」と話した。
年間で、2010年度は82人、11年度は55人のいじめ被害の報告を受けている。

カテゴリー:教育・文化2012年9月1日

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