山口東京理大、学生フォーミュラチーム全国大会へ初出場

最後の整備に励む学生たち(山口東京理科大で) 山口東京理科大(塚本桓世学長)の学生フォーミュラチーム17人が、3~7日に静岡県で開かれる第10回全日本学生フォーミュラ大会に初出場する。メンバーは、製作した小型レーシングカーの最後の微調整に汗を流している。

全日本学生フォーミュラ大会は、2003年から自動車技術会の主催で開催。学生自らがフォーミュラカーを構想・設計・製作する中で、ものづくりの総合力を競うとともに、自動車技術ならびに産業の発展振興に資する人材を育成することを目的としている。今回は日本国内のほか、タイ、インド、インドネシア、中国、エジプトから76大学が出場する。
出場する学生フォーミュラチームは、10年に同大に赴任した貴島孝雄教授が11年4月に同大会出場を目標として立ち上げた。同チームには現在、機械工学科、電気工学科、応用化学科の3学科の1~4年生が所属し、貴島教授の研究室「ものづくり工房」を拠点に活動している。
全日本学生フォーミュラ大会に参加するためには、設計から部品の購入、組み立てまで全て学生が行わなければならず、製作の際には安全性やデザイン、コストなどについてのリポートを提出し、その書類選考に通過しなければ本大会には出場できない。そんな厳しい条件を乗り越えて、結成1年半にして初出場を決めた。
本大会では最初に車検が行われ、通過して初めて、静的審査と動的審査に進むことができる。静的審査では、コストに見合った車になっているか、設計の適切さや革新性などのデザイン審査、さらに製造販売のためのプレゼンテーション審査を実施。動的審査では、加速・コーナリング性能に加え、コースを周回してハンドリング性能や耐久性、燃費などが試される。
大会を前に22日、車体の一部に違反が見つかり、急きょその部分を修正するアクシデントもあったが、26日には美祢市でテスト走行を実施し、最終調整を行った。
大会でドライバーを務めるリーダーの溝上貴啓さん(機械工学科4年)は「結果を残せば大学の学生にもより活動を知ってもらえるし、大学の活性化につながると思う。車検をクリアし動的審査の4種目全てで完走したい」と意気込む。設計担当の森崇裕さん(同3年)は「車検などまだまだ難関があり怖い気持ちもあるが、大会を迎えるのは楽しみ」と高ぶる気持ちを語った。
貴島教授は「学生はこれまでも、車を作る中でいろいろな失敗をしながら成長してきた。大会を通じて、コンセプトに基づきモノを作るというエンジニアの本質を学んでくれたら」と話した。

カテゴリー:教育・文化2012年9月1日

石炭都市宇部市の起源
写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ