彫刻推進校の黒石中で出前授業

彫刻「みんなの楽しみ」を鑑賞する生徒たち(黒石中で) 宇部市の中学校で初めて市の彫刻教育推進校になった黒石中(向井隆男校長)で20日、ときわミュージアムの学芸員による出前授業が開かれた。生徒たちは、野外彫刻のタイトルからどんな作品かを連想するなどし、作家たちのこだわりや、人と違った自分独自の作品の見方に気付いた。

3年4組の美術の授業とタイアップして山本容資さんら2人の学芸員が訪問した。31人の生徒たちは、常盤公園にある「蟻の城」で学習の仕方を練習した後、五つの彫刻のタイトルから一つを選び、単語の意味を辞書で調べて、連想するイメージを言葉にして書いた。さらに想像力を働かせて、どのような作品と思うか絵で表現した。
最後に、実物の基になった小型の模型作品が生徒たちの前に〝登場〟。生徒たちは自分が想像した作品と見比べ、山本さんの解説を聞きながら、タイトルと作品の関係性、作者の思いなどを知った。
作品は「Cycle─90°『風の予感』Ⅲ」「セミの抜け殻」「歩行視のためのオブジェ」「みんなの楽しみ」「SEASON」。セミは夏、太陽の他、古い考えを捨てた人と擬人化した連想もあった。
本吉直矢君は「イメージするのは苦手で大変だった。彫刻家の人たちの想像力ってすごいと思った」と感想を語った。
山本さんは「中学校の授業で、作品鑑賞をすることはほとんどない。鑑賞も一つの表現なので、自分がどのように作品を見ているか気付くきっかけにもなってくれれば」と期待を込めた。
彫刻教育推進校事業は、子供たちの彫刻への関心と愛着を育むことが目的。市内全ての小・中学校の教育カリキュラムに、宇部独自の彫刻教育を取り入れることを目指す。
取り組みは昨年度に二つの小学校からスタートしており、今年度から中学校に広げていく。

カテゴリー:教育・文化2012年6月21日

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