現代彫刻展考える会、運営体制の強化提案

提言書を手渡す作村会長(中央)と林副会長(市役所で) 市民委員会「UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)を考える会」(作村良一会長、20人)は11日、「新たなスタート 世界一のUBEビエンナーレに」をスローガンに、運営体制の強化や市民総参加で彫刻に親しめる仕組みづくりを盛り込んだ提言書を久保田后子市長に提出した。

同会は、野外彫刻50周年に当たり、ビエンナーレの在り方について広く市民の意見を聞こうと設置された。彫刻関係団体や公募市民が2月から4月までの集中討議で、まちづくりの原点といえる宇部の野外彫刻の歩みを学び、その目的や運営、イベントについて意見を出し合った。
提言書では、ビエンナーレ、野外彫刻について広く議論する常設の「世界一達成委員会」の設置を提案。事務局は、より専門的で、独立した権限や責任を持たせた専任組織とすることを求めた。業務の執行に十分な学芸員の増員にも触れている。イベント面では、教育、観光、普及、広報など総合的にビエンナーレの魅力を創造し、彫刻単体にプラスアルファの楽しみを加え、市民総参加で親しめる仕組みづくりに取り組むこととしている。
ビエンナーレは戦後の公害や荒廃した風潮を解消しようという市民運動から始まり、若手・中堅作家の登竜門、さらに国際的な野外彫刻の公募展へと発展した。その取り組みは高く評価され、歴史や規模も事実上世界一とされているが、一般市民の関心は十分とはいえない。このため、改めてスローガンに掲げることで、市民はもちろん、作家や来市者に明確にアピールする。
市役所を訪れた作村会長と林祥子副会長は「知れば知るほど全員がビエンナーレの必要性を再認識した。いろいろな意味で世界一を積み重ねていければ」と活発な議論を振り返った。提言書を受け取った久保田市長も「新しいスタートを掲げる提言に共感を覚えるとともに、重く受け止めたい。これに従って体制を整えるとともに、多くのチャレンジをした前回展を検証し、総参加で親しめるコンクールにしたい」と意欲を語った。
常設の委員会は6月中には立ち上げたいとした。

カテゴリー:教育・文化2012年5月12日

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