「はやぶさ」帰還カプセル展示始まる

はやぶさの実物大模型を見る来場者(16日午前10時、ときわ湖水ホールで) 小惑星イトカワまでの30億㌔を7年かけて往復した小惑星探査機「はやぶさ」の帰還カプセル(実物)の特別展示が、16日から宇部市のときわ湖水ホールで始まった。訪れた人たちは、多くの困難を乗り越え、小惑星のサンプルを持ち帰るという世界初のミッションを成し遂げたプロジェクトの一端に触れ、宇宙の偉大さや無限の可能性など、メッセージを感じ取っている。20日まで。夢宇宙実行委員会(木村幸子委員長)、宇部天文同好会(久幸美雄会表)主催、宇部かたばみライオンズクラブ、市PTA連合会共催。

はやぶさは2003年5月に打ち上げられ、05年夏にイトカワに到着すると、周回しながらさまざまな観測を行い、着陸に成功。10年6月にカプセルを地球に投下した。小惑星へのタッチダウン(着陸・離陸)、サンプルリターン、電気推進エンジンの3台同時運転など世界初の挑戦を成功させた。
特別展示されているのは、円筒状のサンプルコンテナやビーコンと呼ばれる信号を発信するアンテナなどが収められていたインスツルメントモジュール、カプセルの心臓部といえる搭載電子機器部、大気圏再突入時にカプセル本体を保護する背面ヒートシールド、パラシュート。このほか前面ヒートシールド(レプリカ)、はやぶさの8分の1模型などが並ぶ。大会議室には、はやぶさの実物大模型も展示され、プロジェクトのスケールをうかがい知ることができる。
開会に先立つセレモニーでは、宇部天文同好会の久幸会長が「ようこそ、はやぶさ。楽しい星まつりにしましょう」と宣言。実行委員会の木村委員長は「宇宙の偉大さ、無限の可能性、力を合わせればどんなこともできるということを、はやぶさが教えてくれる。はやぶさからのメッセージを受け止めて」と呼び掛けた。久保田后子市長、かたばみライオンズの山﨑勉会長も特別展示の開幕を祝った。
会期中には、講演会や音楽のつどい、星空観望会も行われる。

カテゴリー:教育・文化2012年3月16日

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