鈴木助教(山大大学院理工学研究科)がハイブリッド時刻表

バス時刻表 山口大大学院理工学研究科の鈴木春菜助教(都市・社会システム工学)は、バス停が近い異なった路線のバスや、電車の発着時刻を時系列で並べた「ハイブリッド時刻表」を作成した。本数が少なく不便と思われがちな公共交通機関だが、「コロンブスの卵」の発想で各時刻表を特定区域間で一本化。常盤台地区を中心に利用が広がっている。「宇部はクルマ社会という思い込みを解消するきっかけになれば」と話す。

鈴木助教は、毎月、数回、学会出席などで新幹線を利用する。JR新山口駅と同宇部新川駅間の公共交通機関は、宇部線直通と山陽本線を利用しての宇部駅経由の電車、高速バスの3種類。ハイブリッド時刻表では、発行主体により異なる時刻表を一つにした。
例えば午前8時台の上りは、高速バスだと1本だが3種類合わせると10分から20分置きに合計4本になり「決して不便ではない」という。
さらに市営バスの「工学部前」と「高専グランド前」の常盤台地区を1地点とみなし、これらと「宇部新川」間を走る3路線のバスの時刻を一本化した時刻表も作成。平日は60往復以上あることが分かった。
他の教員に広めたところ公共交通機関の利用が増えた。「新山口駅まで家族に送迎してもらう必要がなくなった」「学会の懇親会で飲んで帰れる」「車窓の景色を見ながらぼんやりできる」など評判は上々。宇部への出張者にも交通案内として同封されることが増えた。最近は宇部高専の学生が、部活の試合で県内外に行く際に利用しているという。
この他、「今村」「床波」「JR床波駅」を同地区とみなし、「宇部新川」間のバス・電車を載せた「床波地区」版、市中心部とおのだサンパーク・フジグラン宇部・サンパークあじすを結ぶ「うべ買い回り」版、船木・宇部・小野田などを結ぶ「船木地区」版も考案した。
便により所要時間に開きはあるが「主な利用者である高齢者や、時々利用する人にとってはあまり問題ではない」という。
「高齢で車が運転できなくなったらバス、電車を利用したいと考えている市民は多い。サービスを維持するためにも年に数回でも公共交通機関を使ってみては」と話す。
「常盤台地区」「床波地区」版は、同大都市・社会システム工学研究室のホームページからダウンロードできる。

カテゴリー:教育・文化2012年2月28日

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