武道の授業、宇部は柔道 来年度から中学校で必修

正座をして先生の話を聞く1年生(常盤中で) 今年4月から中学校の体育の授業で武道が必修になる。宇部市内の公立校は、全て柔道の実施を決めており、移行期間の2011年度から各校で行われている。

市教育委員会では、11年3月に各校の要望を聞いて、授業に必要な数の柔道着と畳を支給した。支給は新たな家庭の負担を無くすためで、上着と帯のセットを多い学校で2クラス分に相当する60着用意した。下半身は、体操ズボンなどを身に付けている。
武道は、柔道、剣道、相撲の3種目の中から選択して1、2年生に教える。どの種目を選ぶかは学校の裁量に委ねられている。準備や施設の整備などが比較的簡単な柔道を選ぶ学校が多く、県教委の昨年8月の調べによると県内公立156校のうち、柔道を選んだのは87%に当たる136校。剣道は15校、相撲は3校で、地域の特色に合わせた弓道と杖道が各1校という。授業時間は、年間で10時間程度となる。
武道の必修化は、日本固有の文化や伝統を知ること、礼儀や他者を思いやる心を育むことが狙いにある。1年生には立礼、座礼、受け身、すり足など礼儀や基本動作の習得を目指したカリキュラムを組み、学年が上がるごとに技の指導や試合形式へと発展させる。最も心配な事故やけがなど、安全面への配慮も見て取れる。
他の授業では見られない正座をしての礼で始まり、礼で終わる。武道の人格形成への影響も大きく、市教委が各校を通じて生徒の様子を調査したところ「細かいルールを知ることにより、柔道への関心が高まった」「礼儀を大切にする気持ちが芽生えた」など、既に成果が表れているようだ。

カテゴリー:教育・文化2012年1月20日

石炭都市宇部市の起源
写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ