市ひとづくり講座に県内外115人、防災士の役割、技術学ぶ

自分たちでの助け合い、情報の共有の大切さなどを伝える秋冨さん(ときわ湖水ホールで) 第3回宇部市防災人づくり講座(防災士養成認定講座)は14、15日の2日間、ときわ湖水ホールで開かれ、市内外から115人が受講した。28、29日も合わせ、4日間のカリキュラムで、地域や職場で防災の中心的な役割を担うための意識、知識、技能を学ぶ。最終日にはリポート提出、資格取得試験も行われる。

防災士は、防災に関する意識、知識、技能を持つと認められた人。社会のさまざまな場面で、災害の減災、平常時の防災力向上のための活動が期待されている。人材が広い範囲に存在することで地域の防災力も高まる。未曽有の東日本大震災を受けて、助け合いやきずなに対する意識が高まっており、一般はもちろん、医療、自主防災会、学校、企業、ボランティアなどの関係者も受講した。年齢は高校1年生から70歳代後半まで。広島や福岡から参加した人もいた。
14日は開講行事の後、日本防災士会県支部の幸坂美彦事務局長が「防災士の役割」「行政の災害対応」「地域の防災活動」について話した。この中で幸坂さんは「東日本大震災で常識は崩れ、大規模災害はどこででも起きるニューノーマル時代になった。防災士の資格を取得したら、地域への還元も大事だが、ネットワークにも加入し、スキルアップを図ってほしい」と激励した。
宇部市出身で、岩手県高度救命救急センターの秋冨慎司さんは「災害医療」について話した。自身もJR福知山線脱線事故現場に駆け付け、がれきの下で救助に当たった経験を持つ。岩手宮城内陸地震、東日本大震災にも直面し、災害時の情報共有の大切さ、指揮や現場レベルなど、縦横の連携の必要性を強調した。安全確保も強調し「Safetyは4S。まず自分自身(Self)の安全を確保し、その場・仲間(Scene)の安全を確保できてはじめて傷病者(Survivor)の安全が守れます。そこまでいってはじめて地域社会(Society)の安全が守れる。自分や仲間が負傷したら傷病者が増えるだけ」と説いた。
認定に必要な普通救命講習は各自で受講する。
事務局の市防災危機管理課によると、第1回講座は108人が受講し、全員が認定試験に合格、前回は105人が修了し、103人が合格した。

カテゴリー:教育・文化,その他の話題2012年1月16日

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