小野中、卒業証書を自ら紙すき

慎重に紙をすく3年生(小野中で) 小野中(武繁鉄之校長、40人)で2日、伝統の紙すき実習が行われた。3年生16人が水に混ぜた繊維をかせという道具ですくい取り、卒業証書にする紙を作った。

同校によると、小野地区は奈良時代ごろから紙作りを産業としていたが、1983年ごろに職人がいなくなり途絶えたという。伝統技術の継承として、89年から紙すきを学校行事に取り入れた。
1年時にはがきと色紙、2年時に生徒会任命書作りに携わり、卒業証書の製作は中学校生活の総決算。校章の透かし模様入り型枠のかせを、コウゾ、水、トロロアオイを混ぜた液体にくぐらせ、紙素のだまや気泡を入れないことと、厚さが均等になることに細心の注意を払い、リズム感よく手返ししていた。
計3日間で予備を含め、40枚程度を作る。唯一、文字の印刷は業者に依頼するが、それ以外の工程は全て生徒たちが携わることになる。
平山幹大君は「気を引き締めて取り組んだ。中学校生活の記念になる」と話した。

カテゴリー:教育・文化2011年12月3日

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