協働で「文化薫るまち」審議会が振興ビジョン案答申

久保田市長に答申する福田会長(中央)と脇副会長(市役所で) 宇部市文化振興まちづくり審議会(会長・福田隆真山口大教育学部教授、10人)は28日、2012年度から16年度までの5年間を期間とした文化振興基本計画「煌(きら)めくまち文化振興ビジョン」の案を久保田后子市長に答申した。「人と地域がきらめく 文化の薫るまち」を基本目標に、行政と市民が協働して取り組む事業をテーマ別に取りまとめた。

昨年12月に「文化の振興および文化によるまちづくり条例」が制定された。市長の諮問機関である審議会は、独自文化の継承と文化振興によるまちづくり推進という基本理念、基本方針を具現化するため、アンケートやシンポジウム、ワークショップを踏まえて策定作業を進めてきた。
市が進める55の個別事業を、緑化や花づくり、野外彫刻という独自の文化や資産を継承、発展、活用する「緑と花と彫刻のまち」、多彩な文化活動や文化的資産を観光資源として、活性化やにぎわいの創出につなげる「にぎわいのあるまち」、人材の育成・確保による将来に向けた文化継承者の輩出、システムの構築を目標とした「未来に向かうまち」の三つのテーマで体系的に整理した。各事業には目標と取り組み、計画期間中の指標を数値で掲げている。
審議の過程で計画案に直接反映できなかった4点を付帯意見とした。彫刻関連事業は、市の文化とまちづくりの歴史の中で重要との認識を示す一方で、市民にとって本当に必要な事業となっているか否かを改めて見直す時期にあると指摘。
美術館建設は多額の経費を要することから、美術館を持つ近隣市との役割分担も選択肢の一つではと提案し、賛否双方の立場から慎重な検討を求めた。市民ワークショップの提案プロジェクトを含めた新規事業への取り組み、類似事業の統廃合の検討も挙げた。
市役所を訪れ、脇弥生副会長と共に計画案を答申した福田会長は「行政と審議会が一体となって、事業全体を見渡すような場が必要」と提案。久保田市長は「本市は工業都市ながら独自の文化事業を進めてきた。これからも進めていく上で、世代やリーダーが代わることで揺らがないよう、ビジョンを基に施策を進める。付帯意見も議論を深めたい」と語った。
市は計画の最終案を年明けにパブリックコメント(意見公募)にかけ、今年度中に策定する考え。

カテゴリー:教育・文化2011年11月29日

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