「宇部炭田の礎」除幕

顕彰碑を除幕する伊藤代表(左から2人目)ら(宗隣寺で) 福原芳山公の遺徳を顕彰する「宇部炭田の礎」の碑が、宇部市小串の宗隣寺(山中原浩住職)に建立され、福原家の年忌法要「福星忌」に合わせた除幕式が13日、同寺で行われた。28代当主・福原宏俊さん(49)が大阪府寝屋川市から駆け付けたのをはじめ、福原家にゆかりがある約200人が出席。偉大な先人の功績をたたえ、郷土のさらなる発展を誓った。

除幕は、福原さんと、顕彰碑を建立した福原芳山公を顕彰する会の伊藤隆司代表、藤田忠夫顧問(前市長)、福星会の岡田銀二郎会長、宇部興産の久保田隆昌常務執行役員、市教育委員会の白石千代教育長、顕彰する会にイングリッシュオークの苗木を贈呈した山口日英協会の池本和人名誉会長の7人が行った。
虚無僧の支度をした明暗流尺八・指月会(田中無行代表)の4人が献笛。修景整備を手掛けた齋藤抱石さん(齋藤庭園研究所所長)と、西田栄さん(西田石材社長)には、伊藤代表から感謝状が贈られた。
顕彰碑は、芳山公が約7年間のイギリス留学から帰国後、他村の手に渡っていた石炭の採掘権(鉱山借区権)を買い戻し、地元資本による炭鉱経営の基礎を築いた功績をたたえたもの。
御影石製で、土台を含めた高さは約3㍍。芳山公の肖像画が彫られ、銘板は伊藤代表が筆を執った。10口5万円以上を寄付した64個人・団体の名前が刻字されている。修景には宇部の古い街並みを代表する桃色れんがや、旧本堂の基礎に使われていた岩石も使用されている。
イングリッシュオークの記念植樹は、伊藤代表と池本名誉会長、藤田忠夫・郁子さん夫妻の手で行われた。
芳山公がイギリスに留学した際に「毎日目にしていただろう」と、藤田夫妻の話を聞いた山口日英協会が今年2月、英国大使館を通じて貴重な苗木を入手。樹木医で「樹の生命を大事にする会」事務局長の戸坂隆男さん(戸坂造園土木)が大切に養生してきた。
日英同盟100周年(2002年)の際には、英国大使館が記念事業「日英グリーン同盟2002」で全国各地にオークの木を贈呈。県内は光市束荷(つかり、旧大和町)の伊藤公記念公園など7カ所に植樹されている。市内では初めて。
式典で伊藤代表は、顕彰碑の建立の経緯を説明し「宗隣寺は龍心庭を有す自慢の古刹(こさつ)。顕彰碑は、観光に訪れた遠来の皆さんにも宇部の歴史を知っていただくよすがとなる。青少年には古里の歴史を学ぶ場として活用されることを祈念する」とあいさつ。福原さんと山中住職が謝辞を述べた。

カテゴリー:教育・文化2011年11月14日

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